43 ページ44
『一緒に頑張ろうぜ』
その言葉が、私の心にグッと刺さった気がした。
『頑張れ』じゃなくて、『一緒に頑張ろう』って言ってくれるところ。
こういう所が、みっくんの良さなんだろうな。
一緒に頑張ろう、そう言ってもらえるだけで、一人じゃないって思える。
たったそれだけで、勇気が出る。
『何があったか、俺…分かんないけどさ、Aちゃんなら大丈夫だから、絶対。俺も頑張るからさ、一緒に頑張ろう』
「みっくん…ありがとうございます。私、進路のことでちょっと悩んでて…ナイーブになってたみたいです。だけど、もう大丈夫!みっくんのおかげで、元気出ました」
『それなら良かった。進路の時期は、みんなそうなるもんだよ。だから、何かあったらいつでも言えよ』
「はい!お仕事中すみませんでした。泣きながら電話なんてして…」
冷静なって考えてみると、本当に恥ずかしいことをしてしまった。
みっくん、何泣いてんだこいつって思っただろうな…。
『ちょうど休憩入ったところだったから大丈夫。電話間に合ってよかった(笑)』
「ほんと…わざわざすみません。『歌って』なんて訳の分からないこと言って…」
『あれで良かった?俺、あれしか思いつかなくて(笑)』
「完璧です(笑)私、みっくんに電話かける前、smile聞いてて、そしたら…みっくんの声が聞きたくなって…」
そこまで言って、言葉に詰まった。
231人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みっ。(プロフ) - えりなさん» パスワードご希望でしょうか?みっ。の横にプロフ欄ございますので、そこからメッセージの送信をお願いします^^ (2017年10月7日 21時) (レス) id: f6ed466692 (このIDを非表示/違反報告)
えりな(プロフ) - ドキドキしてこの小説の続きが見たかったのですがプロフが見つからずでどうしたらいいですか? (2017年10月7日 20時) (レス) id: 9879aaa2c6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みっ。 | 作成日時:2016年10月8日 20時