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今なら、みゆきの気持ちが分かるよ。
ほんの少し前まで、『あんなに大騒ぎする意味が分からない』とか、『現実見ろよ』って思ってた私が、こんなにもみっくんに夢中になっている。
…こんなにも、みっくんのことが好きになっているんだ。
あの鼻にかかった声も、くしゃっと笑った笑顔も、歌っている姿も。
真剣な顔をしたり、ふざけた顔をしたり、ときどきチャラい一面を見せたり。
色んな表情をしてるみっくんを見るだけで、胸がきゅっとするんだ。
こんなにも、好きなのに。
こんなにも、大好きなのに。
叶わないって分かりきってるこの恋を、止めることが出来ないんだ。
『私だけのみっくんであってほしい』なんて、全国のファンが思ってることであって。
普通に、同じクラスの男子に恋をするのとは、訳が違って。
何万人ものライバルがいるんだ。
絶対に叶わない…けど、さ。
ねぇ、みっくん?
みっくんが私と話してくれてる時は、私だけのみっくんでいてくれる?
『みんなのみっくん』じゃなくて、「Aのみっくん」でいてくれる?
なーんて、わがままなのかな。
でも、それくらいみっくんが好きなんだよ。
そう思うと、またみっくんの声が聞きたくなった。
寂しくて、切なくて、何だか涙が出そうだったから、無理やり布団に包まって眠りについた。
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みっ。(プロフ) - えりなさん» パスワードご希望でしょうか?みっ。の横にプロフ欄ございますので、そこからメッセージの送信をお願いします^^ (2017年10月7日 21時) (レス) id: f6ed466692 (このIDを非表示/違反報告)
えりな(プロフ) - ドキドキしてこの小説の続きが見たかったのですがプロフが見つからずでどうしたらいいですか? (2017年10月7日 20時) (レス) id: 9879aaa2c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みっ。 | 作成日時:2016年10月8日 20時