◎ 怖いもの - 2 ページ8
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着いたと電話があってから、玄関の前で大我が来るのを待ち構える。
インターホンが鳴った瞬間なにも確認せずに即ドアを開けると予想通り大我が立っていて、私のドアを開ける速さに驚いていた。
大我が玄関に入ってきた瞬間ぎゅーーーっと抱き着くと抱きしめ返して頭をぽんぽんしてくれた。
「ちゃんと確認してからドア開けないとダメだよ？知らない男の人だったらどうするの？」
「でもたいがだったもん……」
「んー、そういうことじゃないんだけどな」
「たいがぁ…」
「ん、なぁに？」
「っ、あのね、大我が来るまで、ほんとにこわかった、
…だから、来てくれてありがとう、」
「ん、いーよ。俺が来るまで一人で頑張って偉いね」
大我はそう言うと怖さと安心感でぼろぼろ零れる私の涙を拭ってくれた。
どうしよう大我がめちゃめちゃかっこいい。いつもはあざとい姫だけどやっぱり男の人なんだなって実感した。
「リビング行こっか？」
「ん…」
リビングのソファーに大我が座って膝をぽんぽんしてきたから向かい合うようにそこに座ったら、ぎゅーって抱きしめられて落ち着く。
けどまだ雷は鳴り響いてるわけで、なんでこんなに鳴るの？ってくらい大きい音を出し続けている。
「たいがぁ、こわい、こわいよ、」
「怖いね、大丈夫、俺がいるからね」
「ね、ぇ、落ちたらどうしよっ…、たいがっ、こわい、助けて…っ」
「ん、大丈夫だよ。A、大丈夫だからね、なんも考えないでいいよ。このまま寝ちゃおうね」
大我が一定のリズムで背中を優しくとんとんしてくれるから、怖いはずなのにだんだん眠くなってきて。
「ん……ね、たいがぁ…」
「ん？」
「…たいが、だいすき……」
「うん、俺も大好きだよ」
「……ねても、いなくならない？」
「大丈夫、ずっとAの隣にいるよ」
「ん……ぎゅ、して…」
「ふふ、はい、ぎゅー。おやすみ、A」
「……ん…」
大我がこんな風にずっと私と一緒にいてくれるなら、こわくてこわくて大嫌いな雷も、たまにはいいかな、なんて思えた夜だった。
──
鉄パイプさんのリクエストできょもちゃんといちゃいちゃ甘々でした！
甘々にはなったと思うんですけど、いちゃいちゃ出来てましたかね…？笑
この後きょもがAちゃんをベッドまで運んであげて約束通りちゃんと一緒に寝ます。かわいいね。
ちなみに私は雷怖くないタイプです。
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ルカ - 10の秘密の話を書いてほしいです!設定は、「翼くんの妹だけども、兄妹恋愛してる、翼が何処に行くにもいつも着いていく妹」みたいな感じて書けますかね、 (2020年6月23日 23時) (
レス) id: a2550e836a (このIDを非表示/違反報告)
一(プロフ) - ちーさん» リクエストありがとうございます！書かせていただきますね^_^ (2020年6月22日 18時) (レス) id: 4f2a830e6d (このIDを非表示/違反報告)
ちー - おしゃれイズムで書いてほしいです (2020年6月7日 23時) (レス) id: ef1b84f95d (このIDを非表示/違反報告)
一(プロフ) - イカさん» リクエストありがとうございます＾＾書かせて頂きますね！ (2020年5月21日 2時) (レス) id: 4f2a830e6d (このIDを非表示/違反報告)
イカ(プロフ) - コメント失礼いたします！きょもしんとの取り合いと、他共演者にやきもちを妬くきょもをリクエストでお願いしたいです(*^▽^*)更新頑張ってください♪ (2020年5月20日 8時) (レス) id: 4743a59dce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：一 | 作成日時：2020年2月15日 0時
