◎ バレンタインデー - 2 ページ16
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わーわーうるさいメンバー全員になんとかチョコを渡し終わったAはすーーっと静かに廊下に出ようとするも、残念ながら慎太郎に見つかってしまった。
「姫どこ行くの？」
「外の空気でも吸おうかなと思いまして」
「てかまだチョコ余ってんじゃん」
「何？おかわり用意してくれたの？チョコ大食い対決する？」
「いやいや食べちゃダメだよ、これスノ…なんでもない」
「今スノーマンって言った？」
「いや？スノープリンス合唱団に思いを馳せながら作ったら大失敗しちゃったやつだから食べたら体に悪いよって言おうとした」
「さすがに無理がある」
「A、正直スノーマンって言ったね？」
「言った。渡してくる」
「いや待って、なんで？」
「え、逆になんで？」
「俺らが食うし」
「やめて迷惑だから」
この流れ毎年やってるんだよな。
Snow Manにチョコを渡す、渡すな、の戦い。そして毎回勝つのはAで、気付いたらスタスタSnow Manの楽屋に向かっていることが多い。
「やだやだやだ俺らだけでいいって」
「なんでよ樹もスノ好きでしょ？私も好きだから渡すの〜」
「は！？俺らは！？」
「渡したじゃん」
「好き？好きなの？」
「田中樹めんどくさ〜い、大我助けて〜」
「ん〜？」
やっべ、捕まった。
これは自意識過剰な訳ではなく、Aは俺のことを随分と好いているので基本的に何かあれば俺のところに来るし、何も無くても俺の隣にいる。
なので気を抜いていたら面倒事に巻き込まれるし、気を抜いていなくても巻き込まれる。
まぁ、かわいいからいいけどね！
「あー！ほらすぐきょもに助け求める！」
「私もうSnowManのところ行ってきていい？」
「なぁ俺らのこと好きなの？好きって言ったらいいよ！」
「ねぇなんなのほんと！」
「樹めんどくさ〜い」
とりあえずAに乗っかってみたけれど、樹に「きょももAに好きって言われたいだろ！」と言われて、まぁ確かになと思った。
「ほらA言ってみ？」
「むり、大我食い止めて、私行くから」
「……樹の味方になる！」
「は！？」
そして始まったきょもじゅりＶＳAの壮絶な戦いは、結局「好き」という言葉を聞けることは無く、途中で揃って楽屋に遊びに来たSnow Manによって終わりを迎えるのだった。
樹は残念がってたけど、名探偵の俺は気付いてしまった。俺らに渡されたチョコが少しだけ特別だったことに。
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ルカ - 10の秘密の話を書いてほしいです!設定は、「翼くんの妹だけども、兄妹恋愛してる、翼が何処に行くにもいつも着いていく妹」みたいな感じて書けますかね、 (2020年6月23日 23時) (
レス) id: a2550e836a (このIDを非表示/違反報告)
一(プロフ) - ちーさん» リクエストありがとうございます！書かせていただきますね^_^ (2020年6月22日 18時) (レス) id: 4f2a830e6d (このIDを非表示/違反報告)
ちー - おしゃれイズムで書いてほしいです (2020年6月7日 23時) (レス) id: ef1b84f95d (このIDを非表示/違反報告)
一(プロフ) - イカさん» リクエストありがとうございます＾＾書かせて頂きますね！ (2020年5月21日 2時) (レス) id: 4f2a830e6d (このIDを非表示/違反報告)
イカ(プロフ) - コメント失礼いたします！きょもしんとの取り合いと、他共演者にやきもちを妬くきょもをリクエストでお願いしたいです(*^▽^*)更新頑張ってください♪ (2020年5月20日 8時) (レス) id: 4743a59dce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：一 | 作成日時：2020年2月15日 0時
