鬼が33人 ページ47
「私は怪人手紙食べちゃうおじさんだ！！」
K「黒ヤギさんと白ヤギさんか！」
F「何その例え！？」
「貴様の大事な手紙は私が今さっき食べた！ざまぁみろ！」
「…………あ、あったわ。」
K「マジか！！」
「何ぃ？！さっき確かに食べたのに！！」
「多分それダミー」
F「あろまさんダミーなんて作ってたの？！」
「いや、こんなこともあろうかと俺は作っておいたんだよ！」
「ｸｿｫ…こうなったらその手紙！力ずくでも奪ってみるわ！！」
F「なんかきたっ！」
K「コイツどうすんの！？」
F「弱点とか無いの！？」
長ぇなこの茶番。
頼んだの俺だけどこんな長くしろなんて言ってねぇぞ。
「はいって事で俺に時間を分けてくれて皆さん有難うございまーす。」
K「おい！あろま！まだ戦いは終わってないぞ！」
「後ろの方でキモイやつVS馬鹿2人がいますがもうめんどくなったので本題に移りまーす！」
「「「おいぃ！！」」」
E「折角頑張ったのに。」
F「頑張ってあのクオリティww」
K「えー…もう少し茶番やりたかったー！」
「続きはウェブで。」
K「ウェブにあんのかよw」
F「んじゃ、時間もギリギリだし後はあろまに任せます！じゃあ、皆またねー！」
ようやくFB達が履けて、俺だけの時間。
ステージには真ん中に俺が1人、それを照らすスポットライトのみ。
さっき茶番で使った手紙を広げ、俺はマイクの確認をして喋り出す。
「じゃあ、皆さん。少し俺の話を聞いて下さい。」
「こんばんわ。」
「君にこんな改まって手紙を書くなんて滅多にないんですがどうしても伝えたい事があり、このような形になりました。」
「今回のライブはどうでしたか？」
「楽しかった？」
「俺は君が来てくれたのが何より嬉しかった。」
「こんな変なライブでも楽しかったと君が笑ってくれたら幸いです。」
「俺と君が出会ってもう数十年。」
「あっという間にも感じる。」
「思い出せば色んな事があった。」
「ちっぽけな公園で出会って。」
「気がつけば何処に行くにも一緒で。」
「でも、1度離れ離れになった。」
「それから長い事会わずにいたらまた出会えた。」
「ねぇ、懐かしい話をしよう。」
────
文字数の影響で次にこのあと書きます。
ｸｿｫ…
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作者名：心奏 | 作成日時：2018年6月1日 10時
