葉っぱが7枚 ページ23
私が溺れた後、きぃやFBくん達とプールを楽しんで今、温泉へ向かってるところ。
温泉も初めての経験のため私の心はウキウキうずうずしている。
「A。少し落ち着け。」
「だって！！温泉だよ？！大きいお風呂だよ？！しかも、石で囲まれてたり、自然に囲まれてたり！！！」
KY「温泉もダメだったの？」
「うん。家のお風呂で気を落とす時もあったから危なくて連れてってもらえなかったの。」
HG「でも、良かったじゃん！体力もついて、温泉入れるようになって！」
「ホントそうだよね！！もう楽しみで楽しみで！！」
「わかったから少し落ち着け。」
「もう！！きぃ酷いよ！」
「酷くない。」
E「鬼」
「てめぇ、車から突き落としてやろうか？」
この会話を始めに、車の中は皆言いたい放題。
そんな騒がしく、楽しい時間を過ごしていると目の前には大きな温泉が…
いつの間に…
「着いたぞ。」
「おんせーん！！！」
F「Aちゃんの目がヤバいほど光ってる！！」
KO「何か目から光線とか出そう！！！」
「お前は少し落ち着けって何度言えばわかるんだ…」
「だってぇ…」
「とりあえず荷物持ったから中入るぞ。」
「はーい！」
E「あ、待って。」
HG「あろま待ってよ…」
きぃは皆の事はお構い無しに館内に入り、私の分ときぃの分の入館料を払っていた。
「あ、A。」
「何？」
「ここ、混浴ありだから。」
「こん、よく？」
KY「混浴入んの？！」
KO「おぉ？！」
E「2人でごゆっくり〜」
「うい。んじゃあな。」
「あわわ…！！待ってよきぃ！！」
何がなんだか分からないままきぃに腕を引かれ、連れてかれる。
そして、到着した所には『混浴』と大きく書かれたのれんが。
あぁ、なるほどね。
「ここ湯浴みは禁止だから。」
「タオルもダメってこと？」
「そ。」
「わかった！」
「…行くぞ。」
「？うん！」
少し悲しそうな声のきぃ。
プールの事色々引きずっているのかな？
まぁ、触れないでいよう。
私は着ているものを脱いで、綺麗にたたみ、きぃの後ろをついていく。
湯気で覆われた硝子のドアを開けると、目の前はたちまち沢山の温泉と体を洗うスペースだけになった。
「体調大丈夫か？」
「うん！凄いね！！初めてだからもう驚きしかないよ！」
「そうか。」
ちなみに、混浴なんて言うから人がいっぱいいるのかと思ったら私達だけみたい。
結構いいタイミングで来たのかも！
まぁ、それは置いておいて体を洗ってしまおう。
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作者名：心奏 | 作成日時：2018年6月1日 10時
