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葉っぱが6枚 ページ22

「きぃー。そろそろ休憩しよ?」

「そうだな。」

外のプールを一通り楽しみ、室内プールで遊んでいると流石に体が疲れてきた。

きぃに休もうと提案をする。

喉も乾いたのでプールサイドに上がろうと水の中を歩く。

だが、あと少しというところでまた事件が起きた。

バシャアアア!!!

足がつり、体制が崩れた。

そして、そのまま水の中に体が沈んだ。

しかも、流れるプール。

体は水に流され、頭はパニックで立てる状況でもなかった。

最悪の状況。

外が騒がしくなる。

きぃ、助けて。

その一心で少しでもいいから手が水面に出ればと思い、自由に動かせる手だけを必死に上に伸ばした。

すると、上からではなく下から誰かに持ち上げられ、何とかて助けられた。

「はぁ、はぁ、はぁ…」

E「Aちゃん大丈夫?!」

助けてくれてのはえおくんだ。

きっと近くに居たのだろう。

潜って助けに来てくれたんだ。

「Aっっ!!!!」

「きぃ…ごめん。足つった…」

「それだけか?!怪我ないか?!」

「うん。それだけ。」

E「でも、無事で何より…」

「はぁ…心臓止まるかと思った……ありがとなえおえお。」

E「いーえ。とりあえず座って休もうか。」

「き、きぃ…」

「あ?」

「あ、歩けないです…」

「仕方ねぇな…っと!」

わ、私…肩貸してくれれば良かったのに何故か今、お姫様抱っこされてる……

まぁ、いいか。

けど……皆に迷惑かけたなぁ…

申し訳ない。

「そんな暗い顔すんなって。少し休めば足も治ると思うから。そしたらまたプール入ろう。」

「…うん!」

「何か買ってくる。えおえお。A頼む。」

E「OK」

そう言ってきぃは何処かの自動販売機に行ってしまった。

きぃ、大丈夫かな…

人に暗い顔すんなって言ってるけど1番暗い顔してるのきぃだよ?

「素直じゃないなぁ…」

E「ねぇ。」

あ、えおくんも気づいてた。

E「何処かで2人きりなれたら何かしてあげてくれないかな…って俺が言うのも変だけど。」

「えおくん流石だね。長年の友達!勿論。そのつもりだから安心して?あと、助けてくれて有難うね。助かったよ!!」

E「いーえ。まさか昔習ってたものがこんな所で役に立つなんて。」

「ふふwwあ!さっき話したことはきぃに内緒ね!」

E「勿論。」

なーんて話してるとあっという間にきぃはすぐ近くに。

きっと嫉妬も溜まってるだろうからガス抜きしてあげないとね。

そういうとこ不器用なんだから。

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作品ジャンル:恋愛
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作者名:心奏 | 作成日時:2018年6月1日 10時

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