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葉っぱが2枚 ページ11

ただいまです!
何とか復活!
更新ペースは乱れますがなんとか1話更新!
最近、雨が多いですね。
という事で雨のお話。
────
ザーッ

「きぃ…大丈夫かな……?」

今日は私が休みできぃが仕事。

やる事も特になく、外をボーッと眺めている。

でも、残念ながら今日は雨。

しかも、次第にこの雨は強くなるとのことで止む気配はなく、外の景色は見えない。

朝はあんなに日が差して、気持ちいい天気だったのに。

そのせいできぃは傘を持たずに会社へ行ってしまった。

この感じだとずぶ濡れになってきぃが帰ってくる事になる。

ちなみにきぃの車は今、点検か修理かでちょっと今は無い。

普通だったら代わりの車とかがあるはずなんだけどね…

迎えに行きたいけど、私も私で体がなぁ…

「うーん……」

行けばきぃに怒られるし、私も何が起きるかわからない。

行かなかったらきぃが濡れて帰ってくる。

そしたら、きぃは風邪を引いてしまう。

あああ…

悩む…

1人でソファに腰を下ろしながらひたすら悩む。

時計を見るといつの間にかきぃの帰宅時間がすぐそこまで。

今行けばまだ間に合う。

…行こう!

私はせっせと支度をして、鍵をちゃん閉めたことを確認したら傘を2本持って駅に向かう。

少し、風も強くなってきた。

ちょっと危ない感じはしたが何とか駅につき、電車に乗る。

人も今日は少なめで席にすぐ座れた。

靴とズボンが少し濡れて気持ち悪いが仕方ない。

「次は──」

あ、もう降りるの?

早い…

もう少し座ってたかったなぁという思いをしまい、きぃの会社まで歩くこと20分。

きぃの会社には数回顔を出した事があり、大体皆私の事を知っている。

「着いたー…」

天気やら、風やら、人やらでもう体がクタクタ。

寄り掛かるようにドアを開ける。

あー…髪の毛いつの間にか濡れてた。

結構強くなってきちゃったからなぁ…

「こんばんわ…」

外も暗いため、挨拶も変わる。

「こんばんわー?……あ、Aさん!ちょっと待ってて下さいね!」

「いつもすいません。有難う御座います。」

前にあった事のある人がすぐ私に気づいてきぃを呼びに行ってくれた。

多分、きぃの事だから話を聞いたらすぐ飛んでくるよ。

「Aー!」

ほらね?

「きぃ!」

「どうしたんだよいきなッ!!お前!水浸しじゃねぇか!!ちょ、待ってろ。拭くもの持ってくる。」

「え、いいよ?」

「また風邪引くだろーか!!」

「…有難う。」

やっぱり怒られた…

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作品ジャンル:恋愛
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作者名:心奏 | 作成日時:2018年6月1日 10時

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