魔法使いの口説き方。≪第３章≫

84ｰ1*お姫様の母。再び。* ページ11

＊＊＊＊＊＊＊

横「 … 」
ミツ…

太輔…
無茶してねぇかな…

昨日の宮っちとのひそひそ話…

ん〜…


＜ガチャッ＞

千「 あっ！よこーさん！」

横「 …ん？…おはよう。」

千「 あっ！おはよう。」

横「 ふっ。何？どうした？」

千「 …ミツから連絡あった？」

横「 ミツ？いや…ねぇけど？」

千「 そっか…。どうしよう…。」

横「 何が？」

千「 やっぱガヤさん…めっちゃくちゃ怒ったのかな… 」

横「 …ぁ〜… 」
怒るというか…

そりゃいい気はしてねぇだろうけど…


宮っちと太輔が
何を話してたかはわかんねぇ…

ただ…
ミツに渡した紙袋の中身は
おそらく…


＜ガチャッ＞

ニ「 おはよう！ワッター！あっ！健永！玉も連絡きてないって！」

千「 えっ？！じゃあ……ぅ… 」

横「 はい。泣かないの。太輔怒ってねぇよ。きっと。」

千「 ぅ…でぼ〜… 」

横「 電話してみりゃいいじゃん。」

ニ「 ん〜…あっ！じゃあ！ワッターが掛けてよ！」

横「 え 」

ニ「 ワッターからなら出るかも！！」

横「 …もう仕事じゃ」

ニ「 ううん！昼から！」

横「 ぇ？」

ニ「 時間変更になったってマネージャーさん言ってた！」

横「 そぉか… 」

千「 お願い！」

横「 ん… 」

ﾋﾟｯ…ﾋﾟﾋﾟｯ…


千「 出るかな… 」

ニ「 出るでしょ… 」


横「 …あ。も」

千･ニ「｢ ミツー！！！｣」

横「 … 」
俺のスマホ…


千「 もしもし！？ミツ？！大丈夫？！」

ニ「 ガヤに」

藤≪「 …俺が何だよ… 」≫

ニ「 ガヤァァァァ？！」

千「 ミッミミミツは？！」

藤≪「 …寝てる。てか…渉の番号出てたのに」≫

ニ「 ぁっ…それは」

横「 返して？…もしもし？太輔？」

藤≪「 渉？何でニカと健永？…ぁ…舞祭組の取材か…」≫

横「 そう。ミツは？寝てるの？」

藤≪「 うん。何？急用？電話掛けてくるなんて」≫

横「 いや。二人がミツの事心配してて… 」

藤≪「 心配？」≫

横「 ミツが太輔にめちゃくちゃ怒られたんじゃないかって…」

藤≪「 怒るって(笑)別に大丈」≫

横「 …太輔。」

藤≪「 ん？」≫

横「 宮っちに何か頼んでただろ？」

藤≪「 あっ！聞きたい？(笑)」≫

横「 …ぃゃ…いい。無茶すんなよ？」

藤≪「 ぁ〜… 」≫

横「 …太輔。」

藤≪「 はいっ！！」≫

横「 いい返事しても駄目だ！バカヤロッ！何度言ったらわかるんだ！」


ニ「 …ガヤが怒られてる… 」

千「 …ぅん… 」


＜ガチャッ＞

宮「 おはよー♪」

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