story34 ページ34
＊
「 重岡、前に俺に言ったよな？ほんまは真面目じゃないって 」
「 はは、そんな事まだ覚えてたんですか？自分で真面目だなんて言う訳ないじゃないですか、普通。だから言っただけですよ？ 」
「 でもっ.... 」
何を言っても動揺せずに、上手いように受け答えされて改めてコイツの頭の良さを実感する
それに比べて俺は....
ほんまに自分が情けない
「 ....じゃあ、逆に質問なんですけど、どうして知りたいんですか？僕の事 」
「 そ、それは.... もちろん担任って事もあるし重岡のことが心配、やから 」
「 心配？僕、何かしました？ 」
もう言うしかない
怖いとかそんなこと言ってられへん
こんな俺やけど立派な大人
重岡のためや、頑張れ自分。
そう自分に言い聞かせた
「 あの日、重岡の家に行った時、隣の部屋の人に聞いてしもうてん。夜に出かけて帰ってくるのは朝方やて。....それは何で？ 」
「 っ.... 」
「 あと首にあった赤い印。あれは、そういう事をしてるからじゃないん？ 」
さっきまで余裕そうな表情を浮かべていたのに俺がこの事を言い終える頃には、どこか焦った表情へと変わっていた
こんな重岡初めて見たかもしれない
「 ....先生、には関係ないので 」
俺は、その言葉の返し方に全てを察した。
あぁ、ホンマの事なんやなって。
心のどこかでは否定してくれるって信じてた
でも、そんな俺の思いは届かんかったんや
「 もう今日は帰ります。ありがとうございました 」
そう言って急いで出て行こうとする重岡の手を掴む
「 なあ、何でなん？お前は真面目で頭が良くて... 」
「 そういうのが、うざいんだよ 」
＊
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てぃてぃ - 続編作って欲しいです！ 良かったら作って下さい！ (2019年10月4日 10時) (
レス) id: 918ca3f2a8 (このIDを非表示/違反報告)
藤宮が~る(プロフ) - どうせシゲちゃんとくっつんやろなぁーどうやってくっつくんやろー。って思いながら読んでたら、まさかの小瀧！！笑意外な展開やったけど、普通に面白かったです！！頑張って下さい！！ (2017年8月2日 18時) (レス) id: 0823b194a4 (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - 桃赤のリアル設定が読みたいです！完結まで頑張ってください(*^^*)！ (2017年7月18日 22時) (レス) id: e75153ac15 (このIDを非表示/違反報告)
かぁこ(プロフ) - 桃青で切ないお話が読みたいです (2017年7月18日 7時) (レス) id: 017fece595 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちゃん(プロフ) - 桃赤のりある設定で両片想いの切なめからの甘々なお話が書いていただきたいです！これからも楽しく読ませてもらいます！！頑張ってください！ (2017年7月18日 0時) (レス) id: 4b5807a160 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るんちゃ | 作成日時：2017年6月11日 19時
