story32 ページ32
*
「 先生にこうやって空き教室で勉強教えてもらうなんて、あの日以来ですね 」
「 あぁ、そうやな.... 」
俺は今、重岡に勉強を教えている
どうしてこんなことになったのかと言うと
俺が小瀧の家に向かおうと放課後帰る準備をしていたとき、重岡に声をかけられたのだ
「 放課後いいですか? 」って。
小瀧を取るか
重岡を取るか
正直迷ったけど、これは重岡にあの事を聞くいいチャンスなのかもしれない、そう思った。
「 ここなんですけど、これで合ってます? 」
「 あ、えっと〜、ここはな.... 」
俺が重岡の家に行った以来、あまり話すこともなくて久しぶりのこの感覚に胸が騒ぐ
「 先生顔に書いてありますよ 」
「 え? 」
「 何か言いたいことがあるんですよね?僕に 」
どうしよう、あんなに聞こうと決心していたのに、いざ本番になると怖くて怖くてしょうがない
もし違ったら重岡はどんな顔するんやろうとか
もしほんまだったら、どうしようとか。
考えれば考えるほど不安が募る
「 ....重岡、は夜とか何してるん? 」
結局こんな遠回しのことしか聞かなくて。
こんな弱いなんて、自分が改めて嫌になる
「 えっと〜テレビ見たり勉強したり、いろいろですよ?思いつめた顔してたから、こんなこと聞いてくるなんて思ってませんでした 」
そう言って、いつもの笑顔で笑った
「 そ、うだよな.... 」
言わなきゃ、ちゃんと。
きっと、ここで逃したら、どんどん後回しになって先延ばしになってしまう。それだけは避けなくちゃ
「 っ.... あんな、違ったらごめんな? 」
「 なんですか? 」
「 あの噂、のことなんやけど.... 」
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てぃてぃ - 続編作って欲しいです! 良かったら作って下さい! (2019年10月4日 10時) (レス) id: 918ca3f2a8 (このIDを非表示/違反報告)
藤宮が~る(プロフ) - どうせシゲちゃんとくっつんやろなぁーどうやってくっつくんやろー。って思いながら読んでたら、まさかの小瀧!!笑意外な展開やったけど、普通に面白かったです!!頑張って下さい!! (2017年8月2日 18時) (レス) id: 0823b194a4 (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - 桃赤のリアル設定が読みたいです!完結まで頑張ってください(*^^*)! (2017年7月18日 22時) (レス) id: e75153ac15 (このIDを非表示/違反報告)
かぁこ(プロフ) - 桃青で切ないお話が読みたいです (2017年7月18日 7時) (レス) id: 017fece595 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちゃん(プロフ) - 桃赤のりある設定で両片想いの切なめからの甘々なお話が書いていただきたいです!これからも楽しく読ませてもらいます!!頑張ってください! (2017年7月18日 0時) (レス) id: 4b5807a160 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:るんちゃ | 作成日時:2017年6月11日 19時