本当のキミは（赤×青）

story24 ページ24

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その日の放課後、俺は重岡の家へと向かった



「 ここ、かあ.... 」


目の前に広がるのは、いわゆるお金持ちが住みそうな大きい高層マンション


ピンポーン


俺は緊張しながらゆっくりとチャイムを押した

でも、しばらく経っても全然出てくる様子はなくて


「 留守なんかなあ 」


いや、でも学校を休んでいる訳やから外出するとは考えにくいし、寝てしまってるんかな。


それから、しばらく待っても出てこなくて流石に帰ろうと歩き出した時




「 何かご用ですか？ 」


そう声がして振り向くとお隣の部屋の方？らしき人が立っていた


「 あ、えっと、ここに住んでいる重岡大毅くんの担任をしておりまして.... 」


「 あぁ〜、そうなんですね！たぶん居ないと思いますけど？ 」


「 え、どこかへ行ったんですか？今、学校をお休みしてて心配になって見に来たんですが.... 」


「 彼、だいたい夜にどこかへ行って帰ってくるのは朝方ですよ？ご両親も忙しいみたいで 」


もしかして....あの噂は本当なのか？


でも、あの重岡が.... あの重岡に限ってそんなことをするはずがない。俺は、そうだと信じたい



「 高校生なのに何してるのかな〜っていつも思ってたんですよ？でも派手な感じでもないし.... 」


「 そ、うですか.... すみません、わざわざ。ありがとうございます 」


「 いえ、それでは失礼しますね 」



とりあえず今日のところは帰るとするか



そう思い仕方なく重岡の部屋を後にしようとした、その時だった









「 藤井先生？ 」


この声だけでもすぐに分かる




「 重岡.... 」


そこには何故か制服を着た重岡の姿があった





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