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story10 ページ10

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放課後

教えてもらった道を歩いて家に向かう

ふと、あの時言われたことが頭の中をグルグル回る


「 あいつとは関わらん方がええよ? 」


桃 「 え?なんでなん?重岡は、みんなが思ってるよりええ奴やねん! 」


なんでみんな、そんな決めつけるんや

そりゃあ、やってはいけないことやってる

でも根はそんな奴やないって俺は思ってる



「 それは中学んときを知らんからやろ?あいつ先生と付き合ってたんよ?男の 」


「 え、それまじなん?やべぇ奴やん 」


「 あいつ明るかったんよ。でも先生と付き合って、それが周りにバレていじめられてん。そっからかな〜あんな人が変わったかのように暗くなったの 」


俺は全然知らんかった。何一つ重岡のことを。

なのに俺は、なんて最低なことをしたんだろう

遊びで告白してキスまでするなんて。

そう思うと自然と家に向かう足が速くなる


桃 「 ここ、か..... 」


恐る恐る震える手を抑えてインターホンを押す

お願いだから、出てくれ

そしてガチャっという音を立ててドアが開いた



赤 「 え、なんで小瀧くんが.... 」


そこには少し髪の毛がボサボサでジャージ姿の重岡の姿があった


桃 「 重岡くん、俺..... 」


赤 「 ちょ、とりあえず中入って? 」


そう言って案内された俺

家具も必要最低限しか置いてなくて綺麗な部屋。

もしかして一人暮らし?


赤 「 まさか小瀧くんが来るなんて思わへんかったから、びっくりしたわ〜。適当に座って?」


桃 「 重岡くん、俺謝らなあかんねん 」


赤 「 ....小瀧くんのせいやないよ。どうせ学校休んだのは俺のせいって思っとるんやろ? 」


桃 「 だって、そうとしか考えられへんやん.... 」


赤 「 ちゃうから、絶対に。俺嬉しかったんよ?キスしてくれて。はは、気持ち悪いな俺 」




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とー - また更新してほしいです。待ってます。 (2017年4月3日 22時) (レス) id: 2aff07c3f1 (このIDを非表示/違反報告)
あんず - 更新しないんですか?待っています。 (2017年3月25日 9時) (レス) id: ca69af571b (このIDを非表示/違反報告)
きりかみ隊長(プロフ) - コメント失礼します!新作は橙と緑が良いです!更新楽しみにしてます! (2017年3月16日 3時) (レス) id: 9c7e58a547 (このIDを非表示/違反報告)
ゆちゃん(プロフ) - 楽しく読ませてもらっております!しげ受けの小瀧くんか流星くんが読みたいです!更新頑張ってください!! (2017年3月16日 1時) (レス) id: 4b5807a160 (このIDを非表示/違反報告)
はるか - 素晴らしい作品ありがとうございます!しげ受け希望でしげりゅせが読みたいです! (2017年3月15日 23時) (レス) id: 3394e9647b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:るんちゃ | 作成日時:2017年3月3日 20時

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