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★epilogue ページ38
side・渋谷すばる
「わっ＿＿＿＿＿＿＿抜けた＿＿＿＿＿＿＿＿!!」
「入れっ＿＿＿＿＿＿＿＿！」
「逆転ホームラン＿＿＿＿!!めっちゃすごいやんっ!!」
すれ違いがあった。
離れた時もあった。
離れたくないときもあった。
「にーちゃん、ニノの野球ばっかに集中せんでさぁ、こっちもさぁ・・・」
スーツ姿の亮がこっちに向かって言ってくる。
悪いか。野球好きなんや。
しゃーないやろ。
「んー、なーに」
「これであってんの？なぁ、あってんの？」
「ネクタイなんかどうだってええやーん」
「あかんよ、始業式やもん！ってかなんで俺は見送り行けへんの」
「始業式やからやろ」
高校教師になった亮は今日から俺の母校に就任らしい。
ま、うれしいよな。
あそこの高校、悪い奴ばっかやけど。
そして俺はまたアメリカへ逆戻り。
でもほら、形のつながりがある。
「だーいじょーぶ。亮にあげたネックレスあるしー」
「ん。じゃあまた日本に戻ってくるときはもっといいもの、俺あげるわ。」
だから今日はこれで我慢して。
いってらっしゃい。
触れるだけの優しい、キス。
我慢したってもええ。
「いってきます。」
俺たちは野球でずーっと繋がってるから。
･･･fin･･･
ラッキーアイテム
革ベルト
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作者名：∞なかにゃん∞ & ∞渋谷雪∞ & 踊る阿呆 | 作者ホームページ：http
作成日時：2014年7月11日 17時
