１２５話 過去 ページ27
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自分の分もついでに作ったらしく、
Aが食べている側で、エスカバも食事をとった
ふと、思い出したように、エスカバはAに質問をする
エ) そういえばお前、何で佩凛に転入してきたんだ？
そう言われると、Aは、
少し困った顔をしながら口を開く
あ) うーん…何から説明しよう
私のお母さん、病気で入院してたんだ
お父さんはとっくの昔に亡くなってるらしいから、
女手一つで育ててくれたんだけど…。
中２になる前に、お母さんが死んじゃったんだ。
お母さん、ある時を境に何年もふさぎこんじゃって。
理由はわからなかった、ただ絶望的な事があったってだけは聞いてる。
…ずっとそれから精神的に弱っちゃって。
私にはなるべく気丈に振る舞ってたみたいだったんだけど、限界だったみたい。
精神的にまいっちゃった弊害で、色んな病気を患っちゃったらしくて…。
それを思い出してしまう環境が辛くて、地元を離れたかったんだ。
だから一人でこっちに。
おじいちゃんもおばあちゃんもずっと遠い所に住んでるから
一緒に暮らせなくて。
なんでか実家？の方から大量のお金は送ってもらえるから、
生活は何不自由なかったの。
だから今回、私だけ佩凛でおうち買って一人暮らしする予定だった。
そんな時、ミストレが俺も一緒に行くって言ってくれて…
たぶん寂しがりやな私を気遣ってくれたんだと思う。
だから中２っていう中途半端な時期にきたんだ。こっちに。
話が終わったところで、
エスカバが「しまった」という顔をしていた
気軽に触れて良いような内容ではなかったと思っているのだろう
エ) …なんか、悪ぃな。
あ) えっ！？いいよいいよ！
私は全然気にして無いんだ。だからエスカバ君も気にしないで
…ミストレとは2〜3年ぐらいの付き合いだけど
まさか王牙学園っていう士官学校に通ってたなんて知らなかったよ。
エ) あぁ…まあ、言えねえよな。
ミストレはお前の事を大事に思ってるし、尚更…。
アイツ、あぁ見えてすごい成績よくてな。
当時小三の年齢で王牙に入学して、
中３の先輩倒すんだから大したもんだよな。
あ) へぇ…ミストレって、そっちの学校でも優等生だったんだ…
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momo # - とっても面白いです！o(^o^)o ゾクゾクして！ 私もこんな風に書いてみたい！！です！！！ (2014年2月22日 12時) (
レス) id: 4663aac5ae (このIDを非表示/違反報告)
高橋閑也(プロフ) - かんど〜泣 涙が出てきた…さすがきゆぶのさん！！ (2013年8月8日 21時) (レス) id: 0b038392d7 (このIDを非表示/違反報告)
速水由佳(プロフ) - すごい背筋がゾクッとしました！小説の中に引き込まれそうな文.キャラの言動とてもよかったです。更新頑張って下さい (2013年8月7日 14時) (レス) id: ea86a335ab (このIDを非表示/違反報告)
高橋閑也(プロフ) - きゆぶのさん» いえいえ！ほんと面白いから…コメントしたくなっちゃうんです〜！あ、でもウザったいなら言ってください！控えるようにするので！怖いけど面白くて…泣ける部分もあって…最高です！！てかカメラに映ってた人みたいなって…怖すぎる…ぞーっ……＞＜ (2013年8月2日 8時) (レス) id: 0b038392d7 (このIDを非表示/違反報告)
高橋閑也(プロフ) - 怖い〜風丸がぁー泣 (2013年7月31日 14時) (レス) id: 6730d60aa3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぶの | 作成日時：2013年6月29日 17時
