１２０話 あの頃と同じ微笑を ページ22
ミ) じゃあ俺が店から
お花とか蝋燭(ろうそく)とかとってくるよ
エ) 俺も行く、
お前の家の前にビデオカメラおきっぱなしにしちまってた
ミ) あぁ確かにそうだったね、行こうか
吹) じゃあ僕達は…
鬼) あぁ。裏に焼却炉がある。
そこに行くか
吹) うん…
あ) ………
全員、辛いはずだ。
だってここにいるメンバーは、私よりも何倍も思い出があって
色々な戦いをくぐり抜けて来た、大事な仲間だから。
それでも、悲しくても。
くよくよしても仕方がないと、前に進んでいる
でも私にはそんな力は無かった
ただただ現状に、涙を流すしかなかった
夏) 泣かないでAさん…
秋) つらいよね…
あ) どうして…こんなこと…
夏) わからないわ…。けど、こんな事するなんて酷い奴に違いないわ。
秋) そうね…
一方バダップは、
忙しない朝が終わり、一旦落ち着いた。
立ちっぱなしで鞭を打っていた体を一度椅子に沈め、一息つく
仲間が死ぬ光景を目の当たりにするのは初めてでは無いが
それでも、堪えるものがあった
円) バダップ？大丈夫か？
バ) …どうした、円堂守
円) ううん、すごい遠く見てたから
バ) そうだろうか
円) ？うん
バ) …円堂守
円) ？
バ) 俺達は…これから先の未来も勇気を持てるだろうか
仲間を、信じることが出来るだろうか
円) ？
あぁ。もちろん！
勇気があれば、未来だって変えられる！
彼に
「俺達は、君とこの学校で出会うより前に
君達とサッカーを通じて会っている」
なんて言っても、
彼はきっと
「何のことだ？」
と言って微笑むのだろう
その彼が
またあの時と同じ言葉を
俺に言ってきたものだから…
バ) …ふ
…あの頃に戻ったみたいだな
円) ？
バ) いいや、なんでもない
思わず、笑ってしまった
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momo # - とっても面白いです！o(^o^)o ゾクゾクして！ 私もこんな風に書いてみたい！！です！！！ (2014年2月22日 12時) (
レス) id: 4663aac5ae (このIDを非表示/違反報告)
高橋閑也(プロフ) - かんど〜泣 涙が出てきた…さすがきゆぶのさん！！ (2013年8月8日 21時) (レス) id: 0b038392d7 (このIDを非表示/違反報告)
速水由佳(プロフ) - すごい背筋がゾクッとしました！小説の中に引き込まれそうな文.キャラの言動とてもよかったです。更新頑張って下さい (2013年8月7日 14時) (レス) id: ea86a335ab (このIDを非表示/違反報告)
高橋閑也(プロフ) - きゆぶのさん» いえいえ！ほんと面白いから…コメントしたくなっちゃうんです〜！あ、でもウザったいなら言ってください！控えるようにするので！怖いけど面白くて…泣ける部分もあって…最高です！！てかカメラに映ってた人みたいなって…怖すぎる…ぞーっ……＞＜ (2013年8月2日 8時) (レス) id: 0b038392d7 (このIDを非表示/違反報告)
高橋閑也(プロフ) - 怖い〜風丸がぁー泣 (2013年7月31日 14時) (レス) id: 6730d60aa3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぶの | 作成日時：2013年6月29日 17時
