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狂った愛 ページ16
「ねぇ…なんでこんなことするの…？」
手足には手錠が付けられベッドに固定されている。
「…翔くんが悪いんでしょ？」
伸びてきた手は俺の頬を撫でる。
前まではこんな事しなかったのに。
変えてしまったのは、俺？
俺が、悪いの…？
「しばらくここにいて反省してな。」
「しばらくって…。俺、学校…」
「なに、また違う男と会いたいの？」
冷たい目で見られそのまま黙ると。
彼は部屋を出ていった。
玄関の扉が閉まる音がしてこの家に俺一人だけになって。
ベッドから動けない俺はこのまま彼が帰ってくるのを待つだけで。
いつの間にか眠ってしまって起きたら夕方で。
物音一つしない家はどこか寂しくて、怖くて。
しばらくして玄関から音がして足音がこちらに近づいてきた。
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作者名：Sora | 作成日時：2019年5月23日 21時
