【続】ドナ ページ2
「島の外の話が聞きたいの？
……うーん自分の目で実際に確かめてみたら。ほらほら、百聞は一見に如かずっていうでしょ？まぁどうしてもって言うならそれ相応の誠意は見せてもらわないとなぁ。何驚いてんの？先輩が優しいから、普通に教えてくれるとでも思ったのかなァ。」
「うんうん悩んでるねぇ。悩んじゃってるねぇ。でも時には考えないってことも必要じゃないかなぁ、まぁ無意識に考え込んじゃうんだよね。わかるわかるよぉその気持ち..。.....そうだな、あっ飲酒だ！お酒は良いよ、一時的だけど嫌な事忘れられるし、ってことで飲酒しよう！」
「なに親みたいこと言ってるのかな。死刑囚の娘の私を施設から引き取って、勝手に母親ズラして、それでお前何がしたいの？私を惨めに思った？....救いたかった？そういうの、大きなお世話なんだよね。」
【備考】
のらりくらりとしている責任能力は皆無な先輩。平気で嘘つくわ、校則破るわで問題児の鏡。彼女の特徴として、学園に在籍する未成年(初等部除く)を「先輩」という立場を使って圧をかけ脅し喫煙飲酒を強要というタチの悪いことをします。また、お近づきの印=根性焼きなのでクレイジーです逃げましょう。持ち前の笑顔とゆったりとした口調のため、見た目から相手に警戒されることが滅多にない。そのため彼女の罠にハマる人が多い。でもここ最近は被害者が激減してるんだとか。自分勝手で自己中心的、過去のことが原因で人自体を好いておらず他人がどうなろうが知ったこっちゃ無い。兎に角他人が堕落していくのがみたい。
島の外で生まれ、高校生活を終えた頃を区切りとし島に引っ越してきた。生まれた時から母はおらず父子家庭。のんびりと穏やかに暮らしていたが彼女が13歳の時に父親がウイルスに感染、感染が分かった時には既に数人殺害してしまっていた。父親はその場で逮捕、終身刑になった。そこから養護施設に入るも加害者家族として酷い扱いを受け、当時思春期ということもあり性格が歪んでいった。悪い事と分類されるものは大方やり地元では名の知れた非行グループへ加入。父親の事件を担当していた女性刑事が彼女を心配し引き取り島へやってきた。義母にあたる女性刑事との仲は冷え切っている。心を開こうとせず義母の目線が同情のように思えて嫌悪感を持って口を聞こうとはしない。
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作者名：田中 | 作成日時：2020年2月5日 0時
