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「紫耀、ちょっといい？」
次の日、机に向かっていつもより真剣に本を読み込んでいる紫耀に話しかけたら慌ててその本を隠された。
でも今はそんな事どうでもいいっちゃどうでもいい。
「どうした？」
「海、やっぱり行けない」
「え、廉 仕事忙しいって？それなら別の日に」
「ううん、ずっと行けない」
「…どうしたの？昨日はいいって言ってたのに」
「気が変わったの、それだけ」
これ以上、眉を下げて悲しそうにしている紫耀の顔を見ていられなくて
その場から離れようのしたのに、掴まれた腕がそれを許さなかった。
私には廉がいるのに
ずっとそばにいてくれた大事な人がいるのにこんな事でこんなにドキドキしてる
自分の融通の利かない体が悔しくて涙がでそうになる。
「A…？」
「離して…っ」
「ごめん、俺 何かしちゃった？」
「…いいから、もう離してよ…」
紫耀を拒絶して、張り裂けそうな心臓が苦しくて辛くてもう限界って時に
「平野君、ごめんね、山田さん返して貰えるかな」
「あ、ごめんなさい」
神宮寺さんが私の気持ちを知ってか知らずか声を掛けてくれて、助かった。
紫耀、ごめんね
悪いのは全部私なのに、そんな顔させてごめんね。
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みょん氏(プロフ) - Fujisaku888さん» そう言って頂けて嬉しいです！コメントありがとうございました(^^) (2019年8月17日 15時) (
レス) id: 3e1e1a76ac (このIDを非表示/違反報告)
Fujisaku888(プロフ) - 続きがとっても楽しみです……！ (2019年8月17日 9時) (レス) id: d78f9adad7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みょん氏
| 作成日時：2019年8月12日 23時
