本丸百三話 ページ8
暁人「それでは かけますよ……」
白い画面をタッチして連絡を取ろうとした時だった
端末の画面が赤に染まった
《緊急命令》
闇堕ちした菊一文字則宗が政府から逃亡
見つけ次第 戦闘不能にし政府に受け渡し下さい。
菊一文字「………ふっざけんじゃねぇぇぇぇぇ！！！あのっ《自主規制》野郎ぅぅぅぅぅぅっ！！！！」
暁人「ありゃ 政府に先手打たれた…これじゃあ連絡が取れない……」
『菊一文字様 今、自分でこちらに戻って来れば私達は瑞樹様達に手を出しません
戻って来なかった時は 瑞樹様の本丸から関わった本丸全ての刀剣 審神者を殺害します。
どちらが貴方にとってメリットのある方か 頭のいい貴方ならわかりますよね？
良い返事を期待しておりますよ。』
不意に頭に流れ込んできた声は朱鞘の声だ
仮にも今の主は朱鞘
霊力は僕の方が上でも 言霊縛りや術式を使われてしまえば どうしようもできない。
菊一文字「……アイツっ…………！」
暁人「…………………………政府のトップはなんだか…悪人らしいねぇ…」
今のは暁人様にも聞こえたようで 深く考えた様子を見せた
これ以上 迷惑をかけては いけない。
菊一文字「暁人様 僕…政府に戻ります……」
暁人「……いいの…？君が闇堕ちした理由はこの様子だと 政府が関与しているんだろう？」
菊一文字「……えぇ大丈夫ですよ
せめて 少しでも……主と仲間の姿を見たかったのですが…ははっ…これ以上の我儘は言えません……」
暁人「…ホントに…それ、本心…？」
菊一文字「はい これは僕の本心です…。」
優しいこの方達に やっと幸せを掴んだ刀剣達に 不幸なんて与えたくない。
本丸のゲートをくぐって 慌ただしい政府の元へ僕は帰還した
朱鞘「もう 二度と逃がしませんよ 菊一文字様。」
菊一文字「………………………………………」
朱鞘「約束通り 皆様には手を出しておりません 貴方が私を選んでくれたからです」
菊一文字「あぁ………」
一度だけで良い
少しだけで良い
ただ暖かい皆と優しいあの本丸で、一緒に笑いたかっただけだ。
菊一文字「っ、……っ！ぅっ……ぃっ………ぁぁっ………！」
でも、その少しが 限りなく遠く感じた。
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☆シア☆(プロフ) - ナノンさん» ナノンさんコメントありがとうございます！確かに瑞樹よりも雪様の方がイケメンなんですよね……多分 瑞樹以上にタフで可憐でイケ姉様って感じです。(｀・ω・´)！ (2017年9月4日 15時) (
レス) id: 885cf96819 (このIDを非表示/違反報告)
ナノン - 雪様。カッコイイ！瑞樹様より美しい立ち振る舞いと男前！雪さまに惚れました！ (2017年9月1日 3時) (レス) id: d94c8b6876 (このIDを非表示/違反報告)
☆シア☆(プロフ) - 図書館長さん» わぁぁぁぁありがとうございますぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ！！！！！！！！！(*ﾟ▽ﾟ*) (2017年4月4日 20時) (レス) id: 885cf96819 (このIDを非表示/違反報告)
図書館長 - もちろんですとも！☆シア☆さんのことも応援してます！ (2017年4月4日 16時) (レス) id: 95fa91edf4 (このIDを非表示/違反報告)
☆シア☆(プロフ) - 図書館長さん» ありがとうございます！イラスト良いですよね…僕も1日最低一回はイラスト見てニヤけてますwwwこれからも菊ちゃんと小狐丸をよろしくお願いしますっ！(｀・ω・´) (2017年4月4日 16時) (レス) id: 885cf96819 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆シア☆ | 作者ホームページ：http://スガさんLOVE
作成日時：2017年2月18日 21時
