左目を失くした愛され声優２

誕生日3 ページ9

そして誕生日会が終わり浅にぃと一緒に帰る


浅沼『俺からプレゼント渡してなかったな』



浅沼が神崎に渡し開ける



神崎『ネックレス…誕生石』



浅沼『4月の誕生石ダイヤモンドだから選んでみた』



神崎『付けてみていいですか？』



浅沼『付けてやるよ』



浅沼が神崎の首にネックレスを付ける



神崎『どうですか？』



浅沼『似合ってるよ』



神崎『嬉しいありがとう』



浅沼『どういたしまして。少し散歩するか』



神崎『うん』



浅沼が神崎の手を握る



浅沼『夜だから危ないだろ』



神崎『ふふ…ありがとう』



しばらく歩きベンチに座る



浅沼『寒くないか？』



神崎『少し寒いかな』



浅沼が神崎を膝に乗せ後ろから抱き締める



浅沼『これなら寒くないだろ？』



神崎『あたたかい』



浅沼の吐息が耳にかかって心臓がドキドキする



浅沼『Aは俺にこうやって抱き締められるのは嫌か？』



神崎『嫌じゃないよ…むしろ安心するしドキドキする』



浅沼『そうか…他の奴らにされたらどうなんだ』



神崎『嫌じゃないけどドキドキはしないよ…浅にぃだけだよ』



神崎が浅沼の方を向き口づけをする



浅沼『！！』


神崎は確かめたかった自分が浅沼のことを異性としてみているのか…二人の唇が離れる



神崎『浅にぃ…』



すると浅沼の手が後頭部に回り固定され再び唇が塞がれる。さっきの軽いキスじゃなく深い口づけになる息が苦しくなり浅沼の胸を押すと唇が離れる


浅沼『無意味にあんなことするな…今みたいにされるぞ…他の男だったらそれ以上のことされるぞ…分かったか』



神崎の目から涙が流れる



浅沼『A…』



浅沼から離れ走り去る



浅沼『A！！』



『あ〜あ泣かせちゃった』



そこに居たのは神尾だった



浅沼『見てたのか…悪趣味だな』



神尾『いやいや帰り道です』



浅沼『A探さないと』



神尾『それは大丈夫ですよ…追いかけた人がいるので』



神尾『浅沼さんらしくないですよ。他の人に取られてもいいんですか？』



浅沼『それは嫌だな』



神尾『自分の気持ちに正直になってください』



そう言って神尾は帰っていった



浅沼はベンチに座り夜風に当たりながら考えた

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