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〜鈴村side〜

俺は母親の言葉に唖然としていた。隣の真綾は唇を噛み締めていた

俺は真綾の肩を引き寄せた

真『健一さん…』

鈴『分かってる…』

俺は翔太の側に行く

鈴『翔太…』

俺は翔太を抱き締める

翔『ぼく…ママに…捨てられちゃった…ぼくが…悪い子だから…』

鈴『翔太は悪い子じゃあらへん…ずっと我慢してたもんな…翔太はいい子やで』

俺は翔太の背中を擦った

でも翔太は泣かなかった。何で泣かへんの?…母親にあんなこと言われたのに…


〜貴方side〜

私は信じられなかった。あんな酷い母親だったなんて…

谷『大丈夫か?』

貴『ちょっと頭が混乱してる』

谷『俺もだ』

その時、後ろから声を掛けられた

?『谷山悠くんのご両親ですか?』

私達は後ろを振り向く

谷『きょうすけ!』

?『紀章!!』

谷『何でお前が…』

貴『知り合い?』

谷『同級生で幼なじみ』

?『私、悠くんの担当医の中村京介といいます』

貴『はじめましてAです』

京『噂通りの美人だね』

谷『当たり前だ…で悠は?』

京『相変わらずだね。単刀直入に言うよ。非常に危ない状態です。一度心臓が止まっている…今は安定しているけど、いつ急変するか分からない。最悪の場合も覚悟しといて…でも今、悠くんは一生懸命生きようとしている…だから悠くんを信じて待ってあげて…』

貴『よろしくお願いします』

谷『京介…悠を助けてやってくれ』

京『ああ…全力を尽くすよ。紀章ってB型だったよな?』

谷『そうだよ』

京『悠くん出血が酷くてな輸血が足りない…お前の血を分けてほしい』

谷『悠ってB型なのか?』

貴『うん。そうだよ…前の旦那がB型だったから…私はAB型だから』

谷『悠が助かるならいくらでも血抜いてくれ』

京『ありがとう』

そして京介さんは翔太くんの前に座った

京『君が翔太くん?』

翔『うん…』

京『話はナースから聞いているよ…君は少し休もうか…体も心も限界が来ている…誰か一緒に来てもらえないかな?』

鈴『俺が行きます』

京『ありがとう。もうすぐしたらナースがくるから一緒に行ってね』

鈴『分かりました』

京『じゃ紀章は俺に付いてきて』

谷『分かった』

彼が私の頭をポンポンと撫でる

谷『行ってくる』

貴『うん』

谷『真綾さんAをお願いします』

真『うん。任せて』

二人が部屋に入って行った

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ユリア(プロフ) - しもっちさん!これからも頑張ってくださいね。応援してます(^▽^)/ (2023年1月5日 15時) (レス) id: 4dc59746f6 (このIDを非表示/違反報告)
しもっち(プロフ) - ユリアさん» 読んでいただきありがとうございます。そう言っていただけて励みになります。また、紀章さんのお話し書きたいと思っているのでまた読んでください(^-^)愛される作品これからも書き続けていきます。 (2023年1月2日 17時) (レス) id: 3b70467f23 (このIDを非表示/違反報告)
ユリア(プロフ) - めっちゃウルウルしちゃいました!最後はどうなるかと思ったけど、ちゃんと幸せに終わってよかったです(o^―^o)ニコ (2023年1月2日 16時) (レス) @page47 id: 4dc59746f6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しもっち | 作成日時:2019年12月2日 20時

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