Fleeting love (ページ8)

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小森side

小森「おはよう」

Aは入院してるってわかってるのに朝の挨拶だってしちゃうし
Aが毎朝飲んでるカフェオレだって作っちゃう

早く帰ってきて欲しい

もうほんとにそろそろ限界なんだ

数日間いないだけでAが忙しいのにいつも綺麗に保ってくれてる部屋はこれでもかってぐらい散らかってる。寝れてもいない。

Aがいつも座ってる席を眺めてると小さくドアが開いた音がした

こんな音まで聞こえちゃうなんて俺重症だなあ

「はーやとっ」

振り返ると小さい身体で俺の事を抱きしめてるAがいた

小森「...え、っちょ、」

「泣かないでよ～笑」

わんわん泣いてる俺の顔を必死で拭ってくれてるAも涙目

小森「なんで、っ」

「どこも悪いとこないから帰ってきたんだ」

小森「ほんとによがっだぁっ、」

「泣きすぎだって笑」

かっこ悪いとかそんなのどうでもよくって

Aが目の前にいることがただただ嬉しい

これでもかってぐらいAのことを抱きしめる

「痛いよ笑」

小森「ほんっっっとに寂しかったし心配だったんだよ俺」

「ごめんって」

小森「もういなくなったりしないでね」

「...うん」

小森「あと咳とか鼻血とかも調べてもらった？」

「あ、あれ風邪こじらせちゃっただけだって！」

小森「そっか」

心做しかまた痩せた気もする

小森「そうだ、カフェオレあるよ飲む？」

「飲みたい！」

美味しそうに飲んでくれて嬉しくなる

猫舌だからちょっと冷やしてあげる
ミルクはちょっと多め

俺にしか分からないこと

他の誰にも教えたくない

...嫉妬深いにも程があるなあ

「で部屋汚れすぎ」

小森「あー、へっへごめん」

「今日はおやすみ貰ったから一緒に片付けしよう？」

小森「はーい」

「あ、でもメンバーに連絡しないと」

小森「じゃあ俺先やっとくよ」

「ありがとう！」

Aが俺の隣で笑ってくれればそれでいい

いなくなったりなんかして欲しくない

ずっと傍にいてよA

俺が世界で一番Aのこと幸せにするから