Fleeting love (ページ7)

今日:7 hit、昨日:4 hit、合計:5,033 hit

6 ページ7

.

「ん...」

えっと階段からおちたんだっけ

ってことはここ病院...？

外を見るともう真っ暗

でも4月5日って私2日間も寝たままだったの？

メンバーが来てくれた形跡がある

夜だからもう帰っちゃったか...

「とりあえずナースコール押せばいいのかな？」

ナースコールを押して目が覚めたと伝えるとお医者さんに呼ばれた

医者『階段から落ちた時の傷はありません。
ですが検査をした時に気になるものがありまして...
最近変わったことなどありましたか？』

「体重が落ちて息切れが多くなって...そういえば血も吐きました」

医者『あなた末期の肺がんです』

「え？」

医者『余命は長くて2週間短くて1週間と言ったところでしょう。なぜここまで耐えられたのか本当に不思議です』

「もうどうしようもできないんですか？」

医者『...手の施しようがないですね。どうしますか？入院しますか？』

「大丈夫です」

医者『では明日には退院とういう形で、具合が悪くなったらすぐ病院に来てください』

「わかりましたありがとうございます」

余命1週間から2週間

メンバーには絶対言わないようにする

でも来月には初のドームツアーもある

GENERATIONSとしてもっとライブがしたかった

隼といっぱいしたいことだってある

隼と結婚だってしたかったし隼との子供も欲しかった

「なんでっ、」

涙が止まらなかった

死が殆ど目前

こんなにも怖い思いしたのは初めてで

余命1週間から2週間という言葉で全部が崩れ落ちた

もっと生きたいよ...