34話、縁日3 ページ40
ガヤガヤとした露店、赤く灯った提灯
縁日は人で溢れかえっていた
通「射的やらないかい？轟さん！」
『お！いいね！やるやる』
私は通方くんの誘いに乗って屋台のおじちゃんにお金を払った
波「何を狙うの？」
『ゲーム機』
天「あんなに大きいのを！？…俺なら絶対無理だ」
想像しただけでお腹が痛くなったのかその場にうずくまってしまう
『天喰くんがとるわけじゃないのに…お腹痛くなってどうするのよ』
なんて繊細な人なんだろう…
私なんてあの最新式のゲーム機を手に入れるためなら如何なる手段もためらわないというのに…
波「Aちゃんてゲームする人だったんだ！お父さんとか許してくれなさそうだって思ってた」
『あー許してくれてないよ…だからこうやってこっそりね…』
焦凍に悪影響だなんだって言って、私まで買ってもらえなかったからこうやってこそこそ手に入れている
通「エンデヴァー相手によくできるね」
『バレなきゃいいの、バレなきゃ』
天「エンデヴァーが実の父親でその相手に隠し事だなんて…だめだ…目眩がしてきた」
『だからなんで君がそうなるの！？』
繊細を通り過ぎて過敏というか…
なんだかとっても生きづらそう…
そう思いつつ、射的の銃を構える
狙いは一つ
当たれ！
波「あ！本当に当たった！」
通「俺なんてお菓子セットで精一杯だったのに…」
天「当てるだけでもすごいじゃないかミリオ…」
ふんふふんふふーん♩
私はご満悦でゲーム機を抱え、露店を歩いていた
波「すっかり満喫してるね」
そういうねじれちゃんだって右手にりんご飴、左手にたこ焼きを抱えてすっかり満喫している
通「これから花火らしいんだよね！神社の近くの山が穴場だって聞いたんだけどいかないか？」
天「花火か…いいな」
波「そんな穴場があったなんて知らなかった！」
『いいねいいね！どうせなら人の少ないところで見たいし！』
それぞれ買いたいものを買い足して神社へと向かう
神社に近づくにつれてどんどん屋台の数も減って行くせいか、人通りもどんどん少なくなってきた
と、そこで
『え…焦凍？』
口から食べかけのわたあめを離して、見慣れた紅白頭の人物に声をかけてしまった
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優麻(プロフ) - ミリオの苗字間違ってますよ。通方じゃなくて通形です。 (2018年5月6日 17時) (
レス) id: 05acb75a96 (このIDを非表示/違反報告)
めも。(プロフ) - ロウバイさん» うおおご馳走様でした……！特に天喰くん！めっちゃ良かったです！これからロウバイ先生とお呼びしてもいいですか！ (2018年4月15日 22時) (レス) id: 01fe185b4f (このIDを非表示/違反報告)
ロウバイ(プロフ) - めも。さん» リクエストありがとうございました！うまくかけたかどうかは分かりませんか書いてみました！ (2018年4月15日 22時) (レス) id: 6d85eae488 (このIDを非表示/違反報告)
めも。(プロフ) - この作品大好きです！ファンです。リクで轟くんといちゃいちゃしなきゃ出られない部屋とかその天喰くんバージョンとかお願いします！とにかく轟くんと天喰くんとの絡みがみたいです。 (2018年4月15日 19時) (レス) id: 01fe185b4f (このIDを非表示/違反報告)
ショタ大好き-望*@こたぬき(プロフ) - すごく面白いです！！これからも更新頑張ってください！ (2018年4月10日 0時) (レス) id: 33d5e2312d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ロウバイ | 作成日時：2018年3月27日 16時
