検索窓
今日:8 hit、昨日:4 hit、合計:2,811 hit

事情聴取 ページ39

シオンの能力…一体なんなんのか。

でもこの際だからシオンも一緒に話聞いた方がいいな。

という事でカグア、シオン、私で部屋に戻り、話をすることにした。

『カグア、諸々の情報教えて』

カグア「そうですね、話すべきでしょう、我々には新しい目標が出来ましたし」

シオン「……?」

カグア「情報を教える前に私たちの方も教えた方がよろしいのでしょうか」

『そうね、教えなくてはならない』

カグア「そうですね、では改めて、私たちは【children】と呼ばれる能力の一部。ミレナが設定した【楽園】の住人です。元々ミレナは、捨て子でした。それを孤児院に拾われ、その後義理父に引き取られました。ミレナの義理父は、能力の実験に勤めていました」

シオン「能力の実験って…まさか!」

『ええ、そのまさか。さっきカグアから聞いたでしょう、それよ』

カグアは語る、能力について、それはシオンの過去でもある。

とある研究室で行われていたのは、能力の複数所持、能力の限界突破など、それは全て、能力者の強化、制御が結果となる実験でした。この実験で使われていた人は全て『能力所持者であるが開花していない者』でした。そして最も重要な実験台として『愛されて』いたのは、詩音と呼ばれる少女でした。何故なら詩音は、1番成果が出る実験台だったから。おかげで詩音は、能力の複数所持、戦闘ステータスの向上などが可能となった。そしてその『詩音』と呼ばれる少女こそ、シオン、あなたなの。たしかにシオン、あなたは1番成果の出る実験台であった。だからこそのデメリットで、身体への負担がかなりのものだった。それを知っていたミレナの義理父は、こっそりあなたを逃がしました。そして二度と実験室に戻って来ないように、義理父の【children】を使って、ここでの記憶を削除したのです。あなたの記憶がないのはそのせいです。その代わりに義理父は新しい記憶に【書き換えた】のです。実験室に戻ってこないように、実験よりも辛い過去を与えなければいけなかったのです。そしてシオンをシェアハウスに近づけさせ、匿っていた。

カグア「そして、あなたの見守りとして、義理父はミレナもシェアハウスに住まわせたのです」

シオン「なんでそんなに詳しいの?」

カグア「私はミレナの義理父…あの人の名はケイと言うのですが、ケイが私の本当の主人なので」

『待ってそれは私も初耳だよ?!』

カグア「……色々話さなければなさそうですね」

切り替えドリル(?)→←混沌な夜



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.4/10 (7 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
8人がお気に入り
オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

マリン - Mirenaさん» ほんまそれな(白目) (2019年5月1日 10時) (レス) id: fc6d09a438 (このIDを非表示/違反報告)
Mirena(プロフ) - マリンさん» いやーシオンの能力引き出すには必要な事でだねー() (2019年5月1日 9時) (レス) id: 095cac289b (このIDを非表示/違反報告)
マリン - ええええええ?話が急で…(おい) (2019年5月1日 7時) (レス) id: fc6d09a438 (このIDを非表示/違反報告)
マリン - Mirenaさん» めっちゃ大変そう。 (2019年4月29日 22時) (レス) id: fc6d09a438 (このIDを非表示/違反報告)
Mirena(プロフ) - マリンさん» 苦難だよね知ってる (2019年4月29日 22時) (レス) id: 095cac289b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Mirena | 作成日時:2019年4月5日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。