勝手にシェアハウス（夜行性のイラストレーター視点）

childrenの設定とあの子の能力 ページ33

『唐突に気になったこと聞いていい？君たち年取るの？』

セイヤ「本当に唐突だな」

潮風にあたりながら、くだらない事を聞いてみる。

月が綺麗な美しい夜、なんとも美しい景色。

『で？年取るの？』

セイヤ「取らないね。ミレナが設定変えない限り」

『最年少のトワが12歳で最年長のネムが16歳だったと思うのだけれど』

セイヤ「あぁ、当たりだ。俺は設定上15だ」

個人的に15歳が一番多かったと思うのだけれど、どうだったかな？

10歳トワだけだし、12,3歳はミセアとルイとユノくらいだし。

14歳はアルトとミコトとカグアとミレカとミレトと…そのくらいだしね。

15歳がやたら多いのか、じゃみんな子供じゃんやっぱ。

セイヤ「みんな子供とか思ってねぇだろうな…」

『ヤダナァソンナコトオモッテナイヨ』

セイヤ「思ってたんだな」

『褒めても何も出ないぞ』

セイヤ「どの辺りを褒められたと感じたんだ？」

『そういえばさぁ』

セイヤ「その切り替えは褒めてやろう」

『シオンの能力って結局なんだろうね』

シオンにあげた【Grim Reaper】は私が与えたものだ。

だけど元々の能力が分からないままあげた。

可能性としては、能力を複数持っているかもしれない。

元々【Grim Reaper】はあるべき能力を開花させるために与えたものだ。

だから『その時のシオンによって効果が違う』なんていう設定を加えたのだ。

正しくは『その時あるべき能力が開花される』なんだけどね。

しかし、未だに効果が見られないため、カグアにちょっとした偵察をお願いしている。

その情報を今「中」を通してカグアが報告してくれたため、今気になった。

セイヤ「花弁……かぁ……」

『思いついたのは、幻想系の能力かなって思ったかな』

セイヤ「一時的に何かを美しい幻想に見せる、とか？」

『極端な話、それ当たりに近い』

セイヤ「でもそれ、ハズレにも近いよね」

『まぁね』

セイヤ「カグアに引き続きお願いするか？」

『そうだねー、流石に情報が少ない』

セイヤ「じゃ俺から言っとくわ」

『よろしくぅ』

さて、シオンの能力…謎が多い。

そもそもで、もしシオンに能力があるのなら、私は能力を与えられない。

なぜなら、1人につき能力はひとつだけだからだ。２つ以上はあり得ない。

だけど、ああして与えれたってことは無かったということなのだろう。

でも【Grim Reaper】にあんな能力は無い。

考えれば考えるほど謎が増える。

カグアの報告待つしかないかなぁ…。

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