勝手にシェアハウス（夜行性のイラストレーター視点）

ナンセンスバトル ページ18

『それにしてもナンセンスだね、挑む相手を間違えてます』

集団を見据えて呟いた。

『さて、軽くストレッチと行こうじゃない』

なんかシオンが突っ込んでいるので遠距離で行こう。

出会い厨「動いていないあいつを狙え！」

『動かない理由が知りたいのね』

遠距離と言いながら、一歩も動かない理由は…

『君たち、上を見たまえ、ここは私の領域だよ』

上から雨のように降り注ぐ毒の混じったナイフ。

次々と出会い厨達に突き刺さる。

その隙に集団に突っ込む。

『君たちの動きはなんともナンセンスだね』

部屋にこもってるだけだと思ったら大間違いだね、残念。

次々に相手の背筋を切り裂いていく。

自分の周りが片付いたかなと思った時、逃げ出そうとする奴を見つけた。

ナイフを投げつけ、見事に頭に刺さった。

あ、やべ、背中狙ったつもりなんだけどなぁ…えへへ。

『…返り血は浴びたくない主義なんだよね私』

そう呟きながら後ろを振り返り、素手で短刀を掴んだ。

手から血が溢れてるけど、まぁしょうがない。

そのまま顔面を殴った、思った以上に吹き飛んだ。

『…ナンセンスだね』

あとはみんなに任せようとした時、めまいが襲った。

…私としたことが、なぜ毒の混じった短刀を素手で掴んだ。

そりゃ毒が全身に回るわ、やっちまったなー…

『…私も、ナンセンスだったよ……』

私は1人そう呟いたあと、立っていられなくなり、その場で倒れた。

そのまま気絶してしまった、全く、ナンセンスだよ……。

ナンセンスだねと笑った夢→←＊（番外編）

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