[男主]幽霊に恋された。ストーカーだった。男だった。終わった[BL]

大好き　３０ ページ31

北条 紫side




痛っ...
と、冗談半分で言ったら
ふにゃふにゃ顔で心配された




Aさんのふにゃふにゃ顔たまらん………





「Aさん、
僕がお酒飲ませてあげますよ。
あと、愚痴でも言ったらどうです？


スカッと、しますよ。」


「...紫くん、優しいね..ひっく///」


赤らめた顔で、
僕に身体をあずけお酒頂戴？とねだるAさん


「……仕方ありませんねぇ」


多分、この時の僕の顔はきっと酷かったのだろう



顔の筋肉がぴくぴくした


「ってか、ちゃんと座ってくださいよ」


「…いや」


いや、あのAさん今貴方僕に、((自主規制))を押し当てていてですね、僕はそれをひっぱりだして突い((自主規制))してもらいたいと思ってるんですけど、
まだ駄目だよーっていうふうにたまに離されると非常に悲しいというか…




はい、つまりは襲ってよ←←←




そんな僕の心情も理解できないAさんは、
少しずつ愚痴を語っていった



＊＊＊



「も、うどすればい..のー？」


「全員殺せば楽ですよ？」

「ひっく…いやぁ、だめだと思う……んぁ…
ふぅ.....じゃ、もういっそ俺が襲えば楽にな...」

「…駄目ですよー？」


「..んぁぁぁもうっ！

なんで、
否定するのさぁ！」


いや、まだ僕と行為に及んでいないでしょうが！


はやく、僕を((自主規制))しなさいよ！



「………ね、も…嫌だ……



あ、そうだ


ねぇ、紫くん俺を慰めて...？」



「勿論、いいですよ」

「いいの？



ありがと…ひっく……//」


いえ…と言おうとした瞬間、
僕の唇に違和感を感じる



ぬるりとしたものが僕の唇を舐める


「紫くん、
もっと喰べさせて…



俺ね、君を欲してるんだ」



静かにゆっくり押し倒される




今、気がついた




そうだ、さっきのはキスだったんだ







"俺ね、君を欲してるんだ"という言葉が、僕を酔わせる






とうの昔に覚悟をきめたから、
怖くはない




ただ、正直に偽りなく僕をめちゃくちゃにしてほしい





貴方の愛を受け止め、
飲み込み、たくさんたくさん気持ちよくするからどうか、
僕に世界で一番強くて深くて重い愛を与えてください

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