HiGH＆LOW 《短編集》 (ページ5)

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チハル×可愛いページ5

私の彼氏は無駄に可愛い
きっと...いや絶対女の私より可愛い

『はぁー...』
ナ｢なんだよ、ため息なんてついて｣

重苦しいため息をつく私に話し掛けてきたのはナオミ

『いやー、実はさ...』

｢チハルが可愛い｣そう伝えると

ナ｢はぁー...｣

なぜだか今度はナオミがため息をついた

『なんでナオミがため息つくのさ』
ナ｢いやー、そんなことかと思ってよ｣
『そんなことって...これは乙女にとって重要な事なの！！』

事の重要さがわかっていないナオミは私の話を軽くあしらった

『彼氏が彼女より可愛いってどうよ？女として終わってるってことだよね？』
ナ｢あのさーA｣
『んー？』
ナ｢それチハルの前ではいうなよ｣
『なんでー？』
ナ｢いや、とりあえず言うなよ｣

と、ナオミには言われたものの、私はその日の夜チハルにすべて話していた

『で、どーよチハル！！』
チ｢...｣
『チハル？』

なぜだかムスッとした顔をしてるチハル
しばらく沈黙が続いたが先に破ったのはチハルの方だった

チ｢俺可愛くなんてねぇーし｣
『え？』
チ｢俺なんかよりAの方が...か、可愛いし.../////｣

ムスッとした顔のままそう言ったチハル
自分で言ったのに照れるあたりやっぱり...

『ふふふ...』
チ｢ど、どうしたんだよ｣
『ううん、やっぱり。チハルは可愛いよ』

普段は男らしいチハルだけど、ちょっとした時に見せてくれるチハルは
やっぱり可愛い私の彼氏様だ