愛してあげる、全部。 (ページ3)

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「ぉえ、、、、きもちわる、、、、」

あー。ちょっと今日は度を越しすぎたかな、、、

お酒を飲みすぎたのか、すんごい頭痛い。

ていうか胸の当たりがムカムカするし、

視界が歪んで顔も熱いのがわかる。

今、ものすごく吐きたい、、、、、

とりあえず外、、、、、、

今にも吐きそうになるのをやっとのことで抑えて外の路地裏に出る。

「、、うっ、、、、うぇ、、、」

吐けそうで吐けない。

いちばん気持ち悪いやつ。

マネヒョン早く来ないかな、、、、

いつもならこんくらいの時間に迎えきてくれるのに。

今日に限ってタイミング悪いな、なんて悪態ついてた。

その時だった。

『あの、、、、だ、大丈夫、、、じゃない、、ですよね、、』

え、誰？女？？

やばい。俺のこと知っててバレたら終わる。

こんなことするんじゃなかった、、、、、

これで情報を流されてアイドルの活動に支障をきたしたらどうしよう、、、、

俺、もう輝けないの、、、、？？

ヒョンたちは？？

ヒョンたちはどうなる？？？

ずっと一緒に頑張ってきて、俺をかわいがってくれる

俺の大好きなヒョンたちにまで迷惑がかかる、、、

声をかけられて、気持ちわるかった気分がさらに悪化して、

思考回路はショート寸前。

まって、真面目にそろそろ限界かも、、、

水欲しい、、、、、

体が生理的なSOSを出していることにようやく理解したとき

『これ、、、飲んでください。お水です。』

求めていたものが目の前に差し出された。

よく考えれば、知らない人に差し出された水なんて、

何が入ってるからわかんないし、

シラフの俺なら絶対飲まないけど、

そんなこと考えてらんなくて、体が求めるままに

水を飲み干した。