愛してあげる、全部。 (ページ2)

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「マネヒョン、いつものクラブでお願いします。」

ﾏﾈ「……分かった。」

俺の要望に、マネヒョンは了承した。

本心では良く思ってないことぐらい気づいてる。

だって、返事をする前に、明らかに重い沈黙があった。

それでも俺の要望に応えてくれるのは、

ヒョンだって分かってるからだと思う。

このくらいのハメを外さないと、俺がやっていけないことに。

だから、そんなマネヒョンの気持ちにつけこんで、

俺は今日もクラブに行く。

"BTS"の"JONGKOOK"であることがバレないように。

でも、クラブに行くことってそんなに悪いこと？

お酒を飲んで、ネオンに照らされながら、どこの誰かも分からないかわいい女の子と踊って遊ぶだけ。

その後女の子とホテルに行くこともあるけど、そんな毎回じゃないし。

薬だって当然しない。

売春でもない。

法に触れるようなことは一切してない。

なのに、なんでこんなにコソコソしてクラブに行くのか。

本当は知ってる。

クラブ通いをするのが良くないってことも。

法に触れてなければいいわけじゃないってことも。

けど許してよ。

俺はみんなに夢を提供してるじゃん。

みんなの前ではいい子じゃん。

だから、、、、

プライベートまでいい子はできないんだ。