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「だめ。」
急に他の人の声が聞こえたと思ったら、マナさんと私の間に赤城さんが立っていた
『あ、赤城さん?』
赤城さんは何も言わずに私の手を取り、赤城さんの部屋へと入っていった。
その姿を見たマナさんは、どんな顔をしていたんだろう。
その時はただ目の前に来た赤城さんを見ることしかできなかった。
ガチャッ。
『…赤城さん?』
そう声をかけると、赤城さんは振り返って私と目を合わさずに聞いてきた。
akg「Aちゃんはマナのこと好き?」
『へ…?』
突然のその質問に間抜けな声が出た。
akg「…じゃなくて、そんな事どうでもいい。」
そう言って赤城さんは私の手を再び繋ぎ直し、向き合った。
akg「僕、Aちゃんが好きです。気付かないフリしてたけど、もう出来なくなっちゃった。」
真っ直ぐ見つめるその瞳に、私は堪えられない涙が頬を伝った。
『…っ、私も、赤城さんが好きです。』
そう伝えると、赤城さんはすごくびっくりした顔をしていた。
akg「えっ…!?マナの事好きなんじゃないの!?」
『違います…、』
akg「いつから!?」
『…た、多分助けてくれた日から、です。』
そう言うと、赤城さんはそっと私を抱きしめた。
akg「あの時した約束、これからは絶対守るね。」
“ Aちゃんが困ってたら僕が助けに行くよ”
その言葉を思い出した私は、また涙が溢れ出した。
それに気付いた赤城さんは、優しく涙を拭ってくれて、そのまま優しく唇が触れた。
びっくりして肩を震わせた私をみて、赤城さんはいたずらっぽく笑っていて
akg「ごめんね、可愛くてしちゃった」
〰️
みんなのヒーローであり、私のお隣さんでもある彼は、今日から彼氏になりました。
〜fin〜
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247(プロフ) - ほたこさん» わあ!コメントありがとうございます!お気に入り登録も嬉しいです!完結までよろしくお願いしますෆ! (4月2日 15時) (レス) id: 6c1c18d073 (このIDを非表示/違反報告)
ほたこ(プロフ) - 最近ハマってる方の作品を見つけ、ワクワクした気持ちで読んでいたら神作品の気配しかしなくて思わずお気に入り登録してしまいました!!更新楽しみにしています!! (4月2日 12時) (レス) @page2 id: 532afc69e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:247 | 作成日時:2024年4月2日 11時