かっちゃんvs 7 ページ50
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さて、怪我の治療が済んだところで、デクくんとオールマイトが三人がけに、その正面にかっちゃんが、私は背もたれのない簡易的な椅子を引っ張ってくる。
長くなる話を予期して、私は冷蔵庫からお茶を取り出した。
確認をとって、デクくんとかっちゃんはそれぞれのコップに、オールマイトには紙コップを用意して、私も席につく。
「まずはその、水澄少女の話を聞きたいんだが、いいだろうか」
「……はい。大丈夫です」
一度深呼吸をして、顔を上げる。
かっちゃんはもちろん、デクくんもオールマイトも、今までにないくらい真剣な表情をしていた。
まるで私が何を言っても受け止めてくれるようなその顔つきに、私は今まで、何に不安を覚えて怖がっていたんだと笑みを零しそうになる。
「私はずっと前から、オールマイトが後継者に緑谷くんを選んだことを知っていました」
「……どうして」
「…………やはりか」
動揺しているデクくんと、何となく察していた様子のオールマイト。
どちらも大方予想通りだ。
「爆豪くんには、神野事件の時に、すでに少しだけ話していたんですけどね」
「どうせそれも一部だろ。俺は自分で、デクの力に気がついた」
「うん、そだね。私はそうなることも、知ってたけどね」
「その、つまり……？」
困惑した様子のデクくんに一度謝り、私はもう一度呼吸を挟む。
「私はこの世界を、『僕のヒーローアカデミア』という、緑谷くんが主人公の漫画を読んで知りました。私にとってこの世界は、元々は物語の中の世界でした。
けれど、とある出来事をきっかけに、この世界に転生することになったんです」
＿＿＿＿
次章、最終章です。
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華々宮(プロフ) - 紫月さん» ありがとうございます〜！！ 最後まで頑張ります！ (2021年5月23日 18時) (
レス) id: 0ab44a4a8e (このIDを非表示/違反報告)
華々宮(プロフ) - *紅_あか*さん» コメントありがとうございます〜！ 悲しいけど楽しみと言って貰えて嬉しいです。頑張ります！！ (2021年5月23日 18時) (レス) id: 0ab44a4a8e (このIDを非表示/違反報告)
紫月(プロフ) - おおおおっ続きが楽しみです！ワクワク！最終章、頑張ってください (2021年5月23日 15時) (レス) id: 6deecb8d9e (このIDを非表示/違反報告)
*紅_あか* - うどおおおおおああおおおん！！？！？めっちゃ楽しみじゃけ………最終章…悲しいけど、楽しみだな (2021年5月22日 23時) (レス) id: d344c61285 (このIDを非表示/違反報告)
華々宮(プロフ) - さくさくパンダさん» コメントありがとうございます！！ もちろん！ イラスト大歓迎です！！ そのお言葉だけでも嬉しくて心がいっぱいです。ありがとうございます。 (2021年5月19日 13時) (レス) id: 0ab44a4a8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華々宮 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kgmy_novel/
作成日時：2021年4月2日 22時
