かっちゃんvs 5 ページ48
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｢移動しましょう｣
と相澤先生が呟き、座り込んでいた私たち3人は、ゆっくりと立ち上がった。
｢ぐえ？！｣
｢んがっ！！」
｢ぎゃ！？｣
そしてそのタイミングを見計らうように、相澤先生の操縛布は、私たち3人を拘束する。
｢ヒーロー仮免許試験を終えたその晩に喧嘩とは……元気があって大変よろしい｣
「相澤くん待って！！ 捕縛待って！ 緑谷少年と爆豪少年が喧嘩した原因は私にあるんだよ！！」
「はい？ 第一、水澄の方はどう理由づけるんですか？」
「水澄少女は……その、私も正直よく分からないんだが……」
「じゃあまとめて捕縛していていいじゃないですか。緑谷と爆豪はまたですし、オールマイトさんが先に二人を止めに行くと言ったのに、一向に帰ってこないから俺も来たんじゃないですか」
「……すみませんでした」
確かに原作の方では、相澤先生は寮に戻った後で登場したはずだ。
しかしあまりにもオールマイトが戻ってこないから、仕方がなくやってきたのだろう。
相澤先生も大変だな。私たちのせいだけど。
「で？ 原因？ なんです？」
相澤先生のその言葉に、デクくんとかっちゃんの顔に焦りが浮かぶ。
「爆豪少年は、私の引退に負い目を感じていたんだ。そのモヤモヤを抱えたまま試験に臨ませ、結果、彼の劣等が爆発した。気づけず、メンタルケアを怠った大人の失態が招いた喧嘩だったんだ」
「ん……」
「……あ？ 劣等なんざ感じてねぇわ！！」
「黙れ爆豪。……だからルールを犯しても仕方ない、で済ますことはできません！ 然るべき処罰は下します。水澄の件もそれじゃあ処理できないでしょう。
……いいからとりあえず移動しますよ」
相澤先生は深い深いため息をつき、私たちの拘束を緩めた後、歩き出すよう指示をする。
デクくん、私、かっちゃんの順で横並びになり、その後ろから先生たちがついてくる中で、相澤先生は誰が初めに手を出したのか。という確認をする。
デクくんとかっちゃんの喧嘩、私とかっちゃんの喧嘩。
ともに先に手をだしたかっちゃんは、6日間の寮内謹慎。
私とデクくんは、3日間の寮内謹慎。前半3日がデクくん、後半3日が私ということになった。
あとは原作と同様、寮内共有スペースの朝晩の清掃、プラス反省文の提出が決まった。
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華々宮(プロフ) - 紫月さん» ありがとうございます〜！！ 最後まで頑張ります！ (2021年5月23日 18時) (
レス) id: 0ab44a4a8e (このIDを非表示/違反報告)
華々宮(プロフ) - *紅_あか*さん» コメントありがとうございます〜！ 悲しいけど楽しみと言って貰えて嬉しいです。頑張ります！！ (2021年5月23日 18時) (レス) id: 0ab44a4a8e (このIDを非表示/違反報告)
紫月(プロフ) - おおおおっ続きが楽しみです！ワクワク！最終章、頑張ってください (2021年5月23日 15時) (レス) id: 6deecb8d9e (このIDを非表示/違反報告)
*紅_あか* - うどおおおおおああおおおん！！？！？めっちゃ楽しみじゃけ………最終章…悲しいけど、楽しみだな (2021年5月22日 23時) (レス) id: d344c61285 (このIDを非表示/違反報告)
華々宮(プロフ) - さくさくパンダさん» コメントありがとうございます！！ もちろん！ イラスト大歓迎です！！ そのお言葉だけでも嬉しくて心がいっぱいです。ありがとうございます。 (2021年5月19日 13時) (レス) id: 0ab44a4a8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華々宮 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kgmy_novel/
作成日時：2021年4月2日 22時
