一次試験3 ページ22
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「特に貴様だよ！ 爆豪！！！」
「A・Pショット！ オートカノン！！」
「ぐっ……」
肉倉先輩のお肉を、かっちゃんは新技であっという間に片付けてしまう。
対人用に威力は落としたらしいが……一つ一つを確実に狙い撃ちできるコントロール、数に引け目を取らないスピードと攻撃力、どれを取っても流石としかいえない。
「つうかお前、方々から同じような理由で嫌われてんな！」
「口と性格の悪さを除いたら、ただの完璧なやつになって面白くないからじゃない？」
「成程……？ 確かにかっちゃん、黙ってりゃイケメンだしな」
「殺すぞテメェら」
「え、ちゃんと褒めたじゃん？」
煽ってもいるけどね。
またしても茶番を行っている間に、肉倉先輩のお肉たちが、先輩の元へと戻っていく。
「私が手折り気づかせよう。帰属する場に相応しい挙止、それが品位であると！」
確かこの少しあと、高架橋の下から忍ばせていた肉の一部がかっちゃんを飲み込んで、かっちゃんもお肉にされる。
「何なんだこの人は！」
「ぶっ殺す！」
「かっちゃん、試験ってこと忘れないでよね」
「もぉ、こんな戦闘不毛すぎんだろ。二人とも、早いとこ切り上げんぞ！」
それから上鳴くんのポインター(飛び道具)の攻撃も外れちゃってたんだけど、いい位置に移動してくれたおかげで、直線の放電が可能になったんだ。
となると私は、かっちゃんを庇ってお肉になった方がいいのか。
うーん……でも、上鳴くんの見せ場奪っちゃうよね。
けれど上鳴くんと私の個性は、広範囲攻撃なら相性がいいが、狭範囲なら逆、相性最悪。
最悪の場合、上鳴くんの足を引っ張りかねない。
「あ！ おい！ ぼさっとすんな水女！！」
「え？ ……あ！」
「水澄！ 爆豪！？」
「ッソ！ おい、アホ……これ」
「あ！？」
私に気を取られたらしいかっちゃんが、徐々にお肉になっていく。
ついでに私の視界も歪んでいくし、なんか全身もみくちゃにされている気がする。ちょっと、女の子相手にこれは大丈夫なんですか！！！
というか結局、上鳴くんを一人にしてしまったよ。
ごめんね上鳴くん、君ならできる。
頑張って。
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華々宮(プロフ) - 紫月さん» ありがとうございます〜！！ 最後まで頑張ります！ (2021年5月23日 18時) (
レス) id: 0ab44a4a8e (このIDを非表示/違反報告)
華々宮(プロフ) - *紅_あか*さん» コメントありがとうございます〜！ 悲しいけど楽しみと言って貰えて嬉しいです。頑張ります！！ (2021年5月23日 18時) (レス) id: 0ab44a4a8e (このIDを非表示/違反報告)
紫月(プロフ) - おおおおっ続きが楽しみです！ワクワク！最終章、頑張ってください (2021年5月23日 15時) (レス) id: 6deecb8d9e (このIDを非表示/違反報告)
*紅_あか* - うどおおおおおああおおおん！！？！？めっちゃ楽しみじゃけ………最終章…悲しいけど、楽しみだな (2021年5月22日 23時) (レス) id: d344c61285 (このIDを非表示/違反報告)
華々宮(プロフ) - さくさくパンダさん» コメントありがとうございます！！ もちろん！ イラスト大歓迎です！！ そのお言葉だけでも嬉しくて心がいっぱいです。ありがとうございます。 (2021年5月19日 13時) (レス) id: 0ab44a4a8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華々宮 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kgmy_novel/
作成日時：2021年4月2日 22時
