サバイバル訓練6 ページ11
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体のだるさは依然残ったままだったが、校舎を施錠する時間になり、私は保健室を後にすることになった。
荷物はすでに、耳郎ちゃんとヤオモモが寮まで運んでくれているらしい。
ふらふらとした足取りのまま、ミッドナイト先生に連れられて一度更衣室に向かい、コスチュームを着替えて寮へと戻る。
そういえば、日が沈むのが速くなった気がする。
夏が終わり冬が近づく。私がこの世界にいられる時間も、少しずつ短くなっているのか。
雄英の暗く広い敷地から見上げる空には無数の星がちりばめられていて、いかに自分の存在がちっぽけで、大したものでないと言われているようだ。
「すみません、ここまで。ありがとうございました」
「いいえ、お大事に」
ミッドナイト先生が寮の扉を開ければ、まぶしい部屋の光が漏れてきて、思わず目を細める。
「水澄！！」
「水澄さん！ 大丈夫！？」
「倒れたって本当？ すごく心配だよ！！」
細めた目が徐々に慣れてきた頃、Ａ組の面々が私の元へ駆け寄ってきたのが見えた。
皆同じように心配そうな顔を浮かべて、切島くんの唇の端にご飯粒がついている所を見た感じ、慌ててやってきたのだろう。
そんな皆を、ミッドナイト先生が「水澄さんはまだ熱があるから、あんまり無茶させないで」とやんわり制する。
「心配かけてごめんね、大丈夫」
へらりと笑顔を浮かべて寮の中に足を踏み入れるけれど、僅かに皆から距離をとった。
風邪がうつらないように。との目的もあるが、優しい皆の輪の中に、私が混ざるのは変な気がしたから。
心配させるようなやり方じゃなくて、もう少しうまくやらなきゃ。
私はただ、皆に笑っていてほしいだけなんだから。
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華々宮(プロフ) - 紫月さん» ありがとうございます〜！！ 最後まで頑張ります！ (2021年5月23日 18時) (
レス) id: 0ab44a4a8e (このIDを非表示/違反報告)
華々宮(プロフ) - *紅_あか*さん» コメントありがとうございます〜！ 悲しいけど楽しみと言って貰えて嬉しいです。頑張ります！！ (2021年5月23日 18時) (レス) id: 0ab44a4a8e (このIDを非表示/違反報告)
紫月(プロフ) - おおおおっ続きが楽しみです！ワクワク！最終章、頑張ってください (2021年5月23日 15時) (レス) id: 6deecb8d9e (このIDを非表示/違反報告)
*紅_あか* - うどおおおおおああおおおん！！？！？めっちゃ楽しみじゃけ………最終章…悲しいけど、楽しみだな (2021年5月22日 23時) (レス) id: d344c61285 (このIDを非表示/違反報告)
華々宮(プロフ) - さくさくパンダさん» コメントありがとうございます！！ もちろん！ イラスト大歓迎です！！ そのお言葉だけでも嬉しくて心がいっぱいです。ありがとうございます。 (2021年5月19日 13時) (レス) id: 0ab44a4a8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華々宮 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kgmy_novel/
作成日時：2021年4月2日 22時
