4.どうやら、5年以内に死ぬらしい。【ヒロアカ】 (ページ15)

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告白6 ページ15

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「…………え？」

今、轟くん「俺と付き合わないか」って言いました？

「だから、俺と」

「いちいち繰り返してんじゃねーぞ！！！」

ようやくかっちゃんから反応が来たかと思えば、雨をも吹き飛ばす勢いでかっちゃんは叫んだ。

そりゃあ、いきなり背後で告白タイムが始まったら、キレたくもなるわな……

「……えっと、その。轟くんって、私のこと、好きなの？」

自惚れるのも大概にしろ。って誰かに怒られそうだし、自分でも何言っているのかわからないくらいには混乱している。

けれど、轟くんが私をそれほど好意的に思っているように見えなかったし、どうすれば。

「好き……だと思う」

「だと思う」

「少なくとも、今日俺に告ってきたやつらよりは好きだ。
あいつらのことは、悪いけど知らねぇ」

逆に同じくらい好きって言われたら、1ヶ月のクラスメイト期間はなんだったんだ。って思っちゃうよ。そうじゃないよ轟くん。

「おい舐めプ、likeとloveって知ってるか」

「英語で習ったじゃねーか。なんだ急に」

本当だよ、急にどうしたのかっちゃん。
まさかかっちゃんの口から出てくると思わなかったけれど、ツッコミ処理が追いつかなくなる前に、私は口を開いた。

「ただの英単語じゃなくて。友達に対する好きと、恋愛に対する好きって違うでしょ。轟くんが私に思っている『好き』って、友達に対する思いじゃなくて？」

「具体的にどう違うんだ？」

どうやら私は、轟くんの知的好奇心とやらを刺激してしまったらしい。

子供のように目を輝かせる轟くんは、私が見たことある中で一番いい顔をしているのが非常に残念だと思いながら、私はフラグを折るためにも解説を頑張ることにした。