どうやら、5年以内に死ぬらしい。【ヒロアカ】 (ページ33)

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戦闘訓練後3 ページ33

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放課後。皆で反省会が始まる。

用事があると帰っていった、轟くん、葉隠ちゃん、甲田くん、障子くん。
それから、黙って帰ろうとするかっちゃんを除いた、残りみんなで反省会だ。

できるだけ皆との関わりは避けたいとはいえ、特に理由もないのに席を外すのも変な気がして、少し皆と離れたところで、ぼんやりと会話を聞いていた。

そうだ。
かっちゃんの「こっからだ！！」
を聞き逃すわけにはいかない。

デクくんが教室にきたら、私は帰ろう。

「おお！緑谷！お疲れ！！！」

元々騒がしかった教室が、切島くんのその一言で一瞬鎮まり、もう一度騒がしくなる。

よし、帰ろ。

「耳郎さん、私、用事あるから帰るね」

「あぁうん。またね」

「尾白くんと常闇くんもまたね」

「あぁ」

「またね」

デクくんがいる方の入り口とは反対の方へ向かうと、ちょうど、お茶子ちゃんと上鳴くんと鉢合わせした。

「なぁ、麗日、今度飯いかね？何好きなん？」

「おもち……」

上鳴くんに返事しながら、デクくんを見つけ去っていくお茶子ちゃん。

すっごいヒロインだ。

「水澄……麗日に振られた……」

「誰それ構わず声かけてるからでしょ。私はもう帰るから」

「ちょっと！傷心の俺励まして……」

「今度ね」

全く、上鳴くんってやつは。

少し申し訳ないと思って振り返ると、耳郎ちゃんに励ましてもらっている。

大丈夫そうだな。

流石に、秘密の部分を聞くのはまずい気がして、歩くスピードを調節しながら靴箱へと向かう。

「あっ、水澄さん！また明日！！」

「またあし……た」

最後の一文字を伝える頃には、デクくんはすでにいなくなっている。

……これ、間に合わない！？