どうやら、5年以内に死ぬらしい。【ヒロアカ】 (ページ32)

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戦闘訓練後2 ページ32

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「おーい、水澄。どうした？」

「轟くんとかっちゃ……爆豪くん、1人でご飯食べてるのが気になって」

「まじ？……あ、やっぱそーなんか」

瀬呂くんにぼんやりしているのを指摘され、遠くにいた2人をそれぞれ指さす。

「明日、早めに爆豪誘ってみっか？」

「そだな！」

「轟くんは？誘わないの？」

瀬呂くんと切島くんの会話に、意地悪だと思いながらも質問する。

「今日、声かけてみたんだけど、『一人がいい』って断られちまった。
そん時、爆豪はすでに教室にいなかったから、声掛けらんなかったんだよなー」

「そーそー。
食堂で見かけたら声かけようと思ってたんだけど、水澄も1人で食ってるから今日は水澄の番」

瀬呂くんの言葉に、上鳴くんが笑いながら続く。

流石はヒーロー科。
ポツン。としている人にも声をかけていく精神は、優しさ溢れる行動だ。

「なんか、ヒーローって感じだね」

「だろ？」

私の返事で、瀬呂くんは少し照れくさそうに笑う。

その後は軽く談笑しながら、楽しい昼食時間を過ごした。

案の定、カツ丼を食べきれなかった私だが、切島くんは追加注文をして、海鮮サラダとプリンを購入していた。

残すのは申し訳ないから、次からは少なめで注文しよう。

補足だがランチラッシュの食事は、今まで食べた中でトップクラスに美味しかった。

教室に戻るなり、葉隠ちゃんが私の方へ駆け寄ってくる。

「Aちゃん！どこいってたの？お昼一緒に食べたかった……」

「ごめんね。ちょっと御手洗行ったら、少し迷子になっちゃって」

「意外と天然さんだー。明日は一緒に食べよう！」

「……うん」

私に、関わらないで。なんて言えそうにない空気に、曖昧に微笑んで、午後の授業の準備をした。