どうやら、5年以内に死ぬらしい。【ヒロアカ】 (ページ31)

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戦闘訓練後1 ページ31

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お昼。
誰からも絡まれまい。と思った私は、真っ先に教室を抜け出して、食堂の隅の席を確保した。

色々気になるメニューはあるのだが、今日はまず、デクくん好物のカツ丼から食べようと思う。

「いただきまー…………え？」

「ここ、座っていい？」

せっかく急いで逃げてきたというのに、何故か目の前に上鳴くんがいる。

「上鳴くん……それと、」

「改めて、俺は切島鋭児郎！よろしくな！」

「瀬呂範太！」

「水澄 Aです。どうも……」

ぞろぞろと私の周囲に料理を置く。

「俺、隣いい？
…………おーい、水澄？もしかして、嫌！？」

「ん、ごめん。座っていいよ」

何だこの状況、頭痛い。なんて思っていると、上鳴くんが私の隣に、切島くんと瀬呂くんは、目の前に腰かけた。

「水澄はカツ丼だけ？腹減らねぇ？」

そう尋ねてきたのは、切島くんだ。
切島くんのプレートには、同じくカツ丼と、何やら美味しそうな副菜が3つほど並んでいる。

「多いくらいだよ」

「まじか」

「成長期の男の子と、女子高生の食事量を同じにしないでくれ」

いくらヒーロー科が動き回るとはいえ、切島くんと同じ量食べていたら、確実に太ってしまう。

A組の女の子はスタイルいい子が多いから、それだけは絶対に避けたいところだ。

3人とお喋りしながら遠目でかっちゃんの姿を探したが、かっちゃんは1人、黙々と食事をしていた。

ついでに、轟くんも1人で食事をしているのを発見した。

……悲しすぎるでしょ、ツートップ。

かっちゃんのことは、早い段階で切島くんが目をつけてくれるだろうけど、轟くんはどうなんだろう。

体育祭が終わるまで、1人で食事し続けるのかな。