どうやら、5年以内に死ぬらしい。【ヒロアカ】 (ページ27)

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Bチーム対Iチーム1 ページ27

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「さて、次の試合は……Bチーム対Iチームだ！！！」

組み合わせ発表ののち、半壊した建物から別の建物へと移動した。

私たちは移動しながら、簡単な自己紹介を済ませた。

「個性、確認していいか？」

「複製腕。目や耳を腕の一部に複製できる」

「体内の水を放出する。温度は±15度までなら調整できる」

「俺は右が氷、左が炎だ。
ただ……戦闘において、左は絶対に使わねぇ」

ギラついた目で呟いた轟くんは、左手を固く握りしめた。

気張ってますね、初期ろきくん。

理由を知っている私はともかく、障子くんも、特に触れる様子が無かったため、どことなく気まずい空気の中、試合が始まろうとしている。

「障子の個性で、敵の居場所をできる範囲で突き止めてくれ。
俺がそこまで凍らせる。
その後水澄は、俺と一緒についてきてくれ。
核回収後に氷を溶かすのを手伝って欲しい」

「わかった」

「了解」

攻撃は、俺1人でも十分だ。
というわけか。

少しつまらない気もするが、轟くんチームが勝つのをわかっていて、私はこのチームを選んだから、とりわけ文句を言うつもりはない。

「それじゃあ、試験スタート！！」

「四階。北側の広間に1人。
もう1人は同階のどこか……素足だな。
透明の奴が、伏兵として捕らえる係か」

「外出てろ。危ねぇから」

一度、3人で建物内に入り、障子くんが居場所を突き止めたところで私たちは外へ出る。

パキパキ……と言う音と共に、1分もせずに建物が凍りついた。

「水澄、行くぞ」

「うん」

轟くん1人でも問題ないだろうが、私を呼ぶのは、私の成績を考慮してだろうか。

何もしないままだと、後から試験を確認する相澤先生に、除籍にされかねないもんね。