どうやら、5年以内に死ぬらしい。【ヒロアカ】 (ページ13)

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個性把握テスト1 ページ13

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玄関に設置した全身鏡で、制服姿を今一度確認し私は家を出た。

初日になんとなく身につけていた制服だけれど、改めて着ると、すごく可愛い制服だ。

女の子もネクタイっていうのもまた良いよね。

楽しみすぎて早めに出たつもりだったのだが、教室にはすでにほぼ全員来ている。

かっちゃんがまだ来ていないってことは、「てめーどこ中だ！？」が聞けるのか。
楽しみだなぁ。

座席の感じだと、コミックス版じゃなくてアニメ版か。

「おはよう！
僕は私立聡明中学出身の、飯田天哉だ！
よろしく！」

「水澄Aです。よろしく」

「君の出身は……」

「水澄な。覚えた。なぁ、今度飯行かね？」

飯田くんの質問を遮るように現れたのは、派手な金髪と黒メッシュ。
上鳴くんだ。

「……あぁ、今度ね」

初手からご飯に誘ってくるとは、なんと言うチャラいやつ。

「席は、出席番号順だ！
君はきっと、窓際だろう」

「ありがとう、飯田くん」

「なーなー水澄、いつ空いてるん？」

上鳴くんの会話を適当に交わしながら、
席へと向かう。

葉隠ちゃんはすでに席についていて、その後ろが確か、かっちゃんだったから、私は三番目だろうか。

そっと後ろの方まで目をやると、すでにヤオモモが席についていて、そこだけ、三列になっていた。

と言うことは、このクラスは21人なんだな。
私の代わりに落ちた人がいなくて、少しだけ安堵した。

それから、なんとなくで上鳴くんと会話をしていると、やっとかっちゃんがやってきて、「てめーどこ中だ！？」を間近で聴くことができた。