妹がモテすぎる2

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そこからはあっという間に距離が縮まって

お昼ご飯を一緒に食べるようになった頃には学年も変わり、共に放課後や休日にもお互いの家へ行き来するようにもなっていた




中学3年のある日僕は進路について親と大喧嘩をし、テヒョンの家へと転がり込んだ

理由はテヒョンと同じ高校に入るため、本来より高校のレベルを落としたところへ専願を出したから




はじめて父に反抗した日はなんか憑き物が落ちたみたいに清々しくて、成長した気がして

「僕もテヒョンみたいに髪色明るくしたいな」

なんて言葉をベッドに横になって自分の目にかかった前髪を見つめながら零していた



するとベッドにもたれかかるようにして漫画を読んでいたテヒョンが勢いよく振り返り、
じゃあ俺が髪染めてあげる！
と嬉しそうに棚をひっくり返してブリーチ剤を取り出す


絶対似合うよなんて言いながらテヒョンに初めてしてもらったブリーチは目と頭皮に染みてちょっぴり痛かったけど

その痛みが僕を変えてるんだって実感出来て嬉しかったことを覚えている







女の子たちと遊んで、ピアス開けて髪色を明るくして、高校だってすきなとこに行って



僕は自由なんだって。お父さんの思い通りにばかり動いてるわけじゃないんだって。そう思いたかったんだ



だからこそ









"女誑かして一丁前気取るな!!!"









あの言葉
結構効いたんだよ

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