53(JMside) ページ3
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「っ、テヒョンのパボ！」
そんな姿に目に見えて頭に血が登った女の子はテヒョンくんの肩を殴ると来たときと同じように破壊する勢いでドアを開けて走っていってしまう
彼女の後ろ姿が既に見えなくなった出入口を瞬きしながら時が止まったように混乱した表情で見つめるテヒョンくん
この男に追いかけていって欲しかったからここの保健室を飛び出しただろうに、女の子の気持ちを思えば少し不憫にも感じた
「なに？彼女、欲求不満？」
TH「あ〜…彼女とかじゃ、ないんだけど」
居心地が悪そうに言葉尻を切ると、目が合った彼に微笑まれる
TH「俺ああいうの断るの、苦手なんだ」
「……自分自身の意思とか、嫌だーとか、なんかそういう気持ちはないわけ？」
TH「だってみんな好きだし、楽しいこともすきだし、実際嫌いじゃないならいいじゃんって言われるし」
「お前も人が良すぎるのか馬鹿なのか…」
途端に目に見えてしゅんとなる姿に実年齢より幼い印象を覚える
「そういうのは適当にあしらっていいから」
TH「適当…」
「そう、お互い遊べてラッキーくらいでいいって」
TH「君はそういうの慣れてるの？」
「慣れてるっていうか、慣れたかな」
ふーんとよくわかっていないのか曖昧な相槌を打つテヒョンくんに苦笑いを零す
最初見た時はイメージを覆されたようで妙にショックだったが、そうではないらしい
変わらず彼の印象は純粋無垢であるように思えた
「まあ君は優しそうだし押しに弱そうだもんね
でも自分を大切にしなきゃ」
TH「自分を大切に…？」
「だってテヒョンくん、さっき僕が出て来て
目に見えて安堵してたじゃん」
びっくりした様に見開かれる目を見て、大きな黒目だななんて見当違いな感想を抱いてしまうのも美しすぎる彼の存在あってこそだろう
少しバツが悪そうにしながら「そんな俺わかりやすかった？」と伺うように視線を向けるテヒョンくん
「わかりやすかったっていうか…
超分かりやすかった？」
TH「なにそれ」
やはり彼の笑顔はこんな状況でも綺麗だった
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きのや(プロフ) - ママさん» ママさん、コメントありがとうございます！2人と結ばれるわがままバージョン作りたいです笑 またタイミングがありましたら、番外編でも書きたいなーと思っていますのでその時はよろしくお願い致します♪♪ (2021年10月29日 11時) (
レス) id: 6e8a229104 (このIDを非表示/違反報告)
ママ(プロフ) - いやー！面白かったです！是非続編をみたいです!!２人と結ばれるバージョン！ (2021年10月1日 2時) (レス) @page28 id: 480af63e8d (このIDを非表示/違反報告)
きのや(プロフ) - おはぎさん» コメントとご意見ありがとうございます！参考にさせていただきます。はい、是非ここから先の展開は皆様のご想像に委ねさせていただいて…笑(*^^*) (2021年8月17日 20時) (レス) id: 6e8a229104 (このIDを非表示/違反報告)
おはぎ - 面白かったです！！この後の展開に妄想が膨らみますね…。次回作はアイドルの方を見たいです！ (2021年8月17日 19時) (レス) id: 60471f9de0 (このIDを非表示/違反報告)
きのや(プロフ) - もぐさん» コメントありがとうございます！あとの展開も色々妄想が膨らむ終わり方にしてみました^^*笑 ご意見もありがとうございます！参考にさせていただきますね、こちらこそご観覧いただきありがとうございました (2021年8月17日 19時) (レス) id: 6e8a229104 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きのや | 作成日時：2021年8月9日 12時
