妹がモテすぎる2

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その家で僕、自由に決めれることって少なくてさ。ほんとは小さい頃からやってた舞踊が好きだったんだよね





でも勉強のためにやめた



親父に言われたからやめたんだ



舞踊だけじゃなく、他にも沢山そんなことがあった





だけどまだ諦めきれなくて、
髪染めてピアスあけて、女の子と適当に遊んで


…ダンス部って形でも踊りにしがみついたりとかして






反抗しきる勇気もなくて、でも自分で選択して今ここに僕はいるんだって思わないと


思えないとやっていけなくて



テヒョンの優しさに甘えて中途半端にグレてたんだよ僕は



でもはじめてAに会ったあの日



僕にAが言ったことが悔しいくらい正しくて、当時の僕を打ちのめすには十分で


なんだこいつって


僕の悩みなんて、状況なんてわからないくせに


最初はほんとに意味わかんないやつって思ってたけど、やっぱりお前ってどこまでも真っ直ぐなやつでさぁ


だって色々僕たちに嫌がらせされて、嫌いなはずなのに変なとこで義理堅いっていうかお礼とかもちゃんというべき所では素直に言うもんな





ふふ、いや、バカにしてないって



ジウちゃんのことだって毎日毎日馬鹿正直に守ってんのみたら、なんか笑えてきちゃって



気がつけばその目に自分が映るだけでも気分が高揚してる僕がいたんだ





僕って存外単純だったんだなあ…

お前が校外のダンス発表見に来てくれた時、ホソギヒョンの弟くんと話してるの見て正直めっちゃ焦ったし




気がついたら体とか動いてて

自分でも気付かないようにしてた部分が欲を持ち始めて




気持ちを自覚した瞬間から



今思うと僕っていつからAのことが好きだったんだろうって思うよ



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