妹がモテすぎる2

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JM「なに？
めちゃくちゃ不本意ではあるけどちゃんと好きですけど」

TH「たぶん好き！」

『なんだかな〜』


現実味がないふわふわしたテヒョンの発言とジミンのトゲを隠しきれていないちくちく言葉に腕を組む
ほんまかいな、と言いたくなる気持ちを顔いっぱいに表していたのだろう

そんな私の頬をテヒョンが両手で包み込む
いきなりグッとあげられる目線に首から鈍い音がした



『いでで！』

TH「ジミンばっかりずるい
俺ともキスしよ？そしたらわかるかも」



意地悪に上げた自身の唇の端をペロリと舐め上げる姿にカッと耳が熱くなる

テヒョンの手を掴んでみるもののやはりビクともしなくて、
抗議するために鯉のようにはくはくと動いた口からは音になりきらない声が零れるだけで意味をなさない


JM「ちょっと僕だってキスはしてない」


と不服そうに口をとがらすジミンの可愛らしい姿にあなたは唇以外にはしまくりましたけどね、と怒りと恥ずかしさのあまり叫びそうになる

今日1日でだいぶ多くの大切なものを私は失った、そんな気がした





すると納得したようにテヒョンは私から手を離すとああ、と手を打つ




TH「キスは王子様とする大事なものだもんね」




『いきなりなに？』

JM「お前いい加減プリンセス脳から離れなよ」



訳の分からないといった様子の私とジミンにテヒョンは言葉を続ける



TH「Aが王子様だと思う方…つまり、付き合いたい方とキスしたらいいんだよ」

『は？』

JM「確かに」

『え？』



名案みたいな顔で言うな
ジミンはそれに乗るな

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