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助けはそこに/fwmnt/リクエスト ページ5

きっとあなたと私に本当の繋がりなんてない。



ああ、苦しいな



どれだけ待ってもあなたが私自身に気付くことはない。



つらいなあ




一度会いに行っただけ。



そんな私を彼が覚えていてくれるなんて浅はかな願いだろうか




『だったら俺がAちゃんのこと守るよ。つらいんだったら俺が慰めてあげる。』


『いっつもそんなこと言ってるの?ホストってすごいねえ。』


『Aちゃんだけだよ。』




初めて行ってみてもう二度とこないからって思って、悩みを話した。



その返答はホストらしくとっても優しくて、少しだけすがりたくなった。



だから必然だったのだろう。



ここに来てしまうのも。





雨だというのにきらびやかな光の中、私はできるだけ目立たないように歩く。



どうせ入れはしない、お金も持たず飛び出してきたんだから。



でも、でも少しだけ彼が気づいて助けてくれるのを期待してるんだ。



私の底に隠した想いに気づいてくれた彼ならば、今度も気づいてくれるのではないかと思ってしまったんだ。




「Aちゃん?」



急に雨から遮られた。




私を濡らしていたものは私に届かなくなって、暗い影が落ちた。



「やっぱりあなたは私が本気で願うときてくれるんだね。」



そう言うとキョトンとして、そして微笑んだ。




「何かあったんだ。こんなふうになる前に来てくれたら良かったのに、ずっと待ってたんだよ?いっそのこと迎えに行こうかなって思ってたし、、。ねえ、Aちゃん」




その言葉にそろりと顔をあげると弧の形に歪んだ瞳と目があった。




その瞳の奥にある暗い炎からなぜか目が話せなくなったのも必然なのか

終わり ログインすれば
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零人(プロフ) - あとがきは明日更新予定です (2023年3月8日 23時) (レス) id: 94faa0a05d (このIDを非表示/違反報告)
零人(プロフ) - 三色さん» 分かりました!明日にはひとつ話を出す予定です!お待たせしてしまい申し訳ありません,,,。 (2023年3月7日 21時) (レス) id: e99e1d6c67 (このIDを非表示/違反報告)
三色 - fwを先にしてもらえますか?もう書いていたならばすみません。急かすつもりはないのですが、更新再開予定はいつ頃ですか? (2023年3月7日 21時) (レス) id: ed092ee9b8 (このIDを非表示/違反報告)
零人(プロフ) - 三色さん» 了解です!!お任せください! (2023年2月20日 18時) (レス) id: 94faa0a05d (このIDを非表示/違反報告)
三色 - 零人さん» 追加なのですがfwもいいですか?いつまでも待っています。 (2023年2月18日 11時) (レス) id: ed092ee9b8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:零人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kgmrit1/  
作成日時:2023年1月12日 20時

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