1,すべての始まりは一つの不運から ページ2
「やめて、やだ、、、やめてよ、、、い、、や、、、、やだやだやだ！！置いていかないで！やだよハヤト！ボクを一人にしないで！！！」
救急車とパトカーのサイレンが鳴り響く中一人の女性の悲痛な叫び声が上がった。
ぺたりと地べたに座り込む彼女の前には血溜まりができており、そこには男だった「もの」が無造作に転がっている。
彼女は認めたくないというように固く目を閉じる。
そして野次馬の声、自分に呼びかけてくる警察の声を遮断するように耳をふさぎ、男の残骸に、血溜まりにうずくまる。
その口からは聞く者の心を抉るような声が漏れていた。
悲痛な声は少しずつ細くなり彼女の身体から力が抜けていく。
彼女を死体から話そうとしている二人の警察官が彼女の小さなつぶやきを聞いて苦しげに顔を歪めた。
「、、、、ハヤト、、、ねぇ、、、、ずっと一緒って、、、、約束したじゃん、、、、、もうボクから何も、、、、奪わないで、、、よ、、、、、」
彼女のまぶたが完全に閉じた。
警察官が意識を失った彼女を静かに持ち上げる。
彼女のだらりと垂れた手から一つの指輪が落ちた。
側には同じ作りの血に濡れた指輪がもう一つ落ちている。
指輪を目で追った二人はもう一つの指輪に気づきまた、顔を歪めた。
彼女を落ちあげていない方の警察官は2つの指輪を丁寧に拾い上げ、彼女のポケットに仕舞う。
もうひとりの警察官はその行動から目をそらし、あらぬ方を見ている。
二人は死体に背を向け、あるき出した。
2,悪魔の囁き、甘い罠。さあ絶望の道へ→←前書き、、、いや宣伝 ※追記というか新しい宣伝があります。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 45人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
零人(プロフ) - 裏瀬さん» は、、、裏瀬ちゃん、、？見に来てくれた、、？嬉しすぎる。嬉しすぎるよぉ、、、。じゃあ、爆発させるくらい頑張って書くわ！コメントありがとね、、、。神な友人を持ってしまったなあ、、。 (2022年10月14日 22時) (
レス) id: 94faa0a05d (このIDを非表示/違反報告)
裏瀬(プロフ) - これは完全に泣かせにきてる、超好き…！！ 今零人くんの作品巡回しようと思ってとりあえず最初にこれ読んでみたんだけど、既にクソデカ感情が生まれてしまったからこれ以上読んだら体爆散するかもしれない…好きがとまらん…ありがとう…好き… (2022年10月14日 22時) (レス) @page11 id: 0f6ec90c76 (このIDを非表示/違反報告)
零人(プロフ) - ＊miiila＊＠最近超低浮上さん» コメントありがとうございます！作品紹介から、、見に来てくださりありがとうございます。読みやすいと言って戴けるとは、、、、！更新速度遅いですがこれからも楽しく読んでクレリと嬉しいです。コメントありがとうございました！ (2022年9月6日 14時) (レス) id: 94faa0a05d (このIDを非表示/違反報告)
＊miiila＊＠最近超低浮上(プロフ) - 初コメ失礼します！作品紹介の方から来ました！すごく面白くて、すいすい読めました！更新待ってます！ (2022年9月6日 11時) (レス) @page3 id: ef1ef0b00a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：零人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kgmrit1/
作成日時：2022年9月4日 20時
