【2j3j】踊ってたら知らないうちに応募されてた件

１０． ページ11

、

1０月15日(土曜日)

『、、あ゛〜〜〜〜〜〜〜』

9時21分

時間的には
早起きではないが
そこまで遅くはないだろう。
というところだが、

私の機嫌は最悪だった


もともと寝起きの機嫌は悪いタイプだが
今日は一段と悪かった。

なぜなら

『、どんだけかけてきてんだよ
　あのバカ姉貴は、、、、』

携帯を見ると不在着信が28件。
そのすべての発信主が姉。


そう、私は至福の土曜日の朝を
姉からの鬼電によってぶった切られたのだ。

遅く寝たから眠いんだよぉ、、、

無視してもよかったのだが、
後々面倒くさそうだったから
不本意ながら私から折り返しの電話をかける。


ピリリリリリリリリリッッ

ピッ

姉「もしもし？！？！？」

『あ、、姉さん、、？何なの朝っぱらから
　大迷惑なんだｋ、、』

姉「あんたやばいよ？！？
　
　 受かったじゃん！！！！」






受かった？何に？




ん？


英検？最近受けたばっかだけどもう結果出たの？


『、、ん？何の結果？、、、』


姉「ええ？！？！
　 あんたメール見てないの？！？！？！」

『、、、メール？』


いやだって今起きたんだから
見るわけないでしょ、

昨日の時点では通知来てなかったし、、


『待ってね、、いまＰＣ起動するから、、、』

姉「あ〜もう講義の時間だッッ

　 とりあえずおめでと！！！じゃあね！！！」

『はいはい、ありがとうございます、、』

まだボーとした頭で適当に返事をする。


ったくなんなんだ？
あんなに鬼電してきたくせに
5分もしないうちに切りやがった。


『あれ？メール来てるわ、、』



その瞬間、一気に頭が覚めた。


前にこの状況にあったことがあるぞ、、、



姉が勝手に起こした行動から始まった。

あの事件。


それ以来、メールアプリは使っていない。


つまり考えられる可能性は、、、


『来たのか、、合格通知』




ん？




待てよ、本当に合格通知だとしたらさ、、




さっき姉さんなんて言った、、、、？



、、、嘘だよ



多分違うよ、、、ね





震える指先で、

未読のメールを開く





「発信先：ＡＮＹ ＣＯＬＯＲ株式会社
　件名：にじさんじ新人ライバーオーディション合否」


嘘だ嘘だ、、、


そんなだって、、



「本文：朝霧 A 様

　おめでとうございます。
　この度貴方様は、
　にじさんじ新人ライバーオーディションに
　見事合格いたしました！


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